これ実話
これ実話
母親が病院で看護師として働いていて
幽霊が見える人なんよな。
そんなある日夜勤で見回りする際に薄暗い通路の向こうに黒いボワーとしたものが見えた。
母親はまた見てしまったかぁみたいな感覚でいたとき
別の看護師が『○○さんも見えるんですか?』と言ってきた。
『実はああいうのを見ると翌日患者さんが急変してしまうんですよ』などと会話し
また、自分以外の人も見えるって言う嬉しさと言うか
親近感が出てその看護師オカダさんと一緒に見回りする事に。
まずエレベーターに乗り込み上へ上がろうとボタン押すが反応しない。
故障かな?と思い再び押すが反応しない
あれ?おかしいな?と思っていたら、地下1階のボタンが急についた
みるみる地下1階に行きエレベーターが開く。
嫌な予感だ
なぜなら地下1階は霊安室しかないからだ
夜中に霊安室で気味が悪いため
再びエレベーターを閉めようとすると
オカダさんは
『どうせ降りてきたんだから行ってみない?』と言う
母親は『いや、気味が悪いから止めときましょうよ』と止める
しかしオカダさんは
『いいじゃん、この際だから何で地下に来たのか確かめようじゃない』
と言って薄暗い通路をスタスタ歩いて行く
母親はちょっと強めに
『あたし、エレベーター壊れていることを伝えてきます』
そう言って階段をタッタッタとかけ上がって行ってると
地下からキャーと言うオカダさんの声
びっくりして引き返す母親
声のした方へ行くと霊安室の扉が開いていたため
中を覗きオカダさんを探す
でもオカダさんの姿がない
『オカダさん、オカダさーん』
また自分を脅かしてどこかに隠れていると思った矢先
クスクス クスクスと真っ暗な霊安室の中から何か聞こえてきた
気味は悪いしオカダさんは隠れるしで
薄暗い通路を慌てて戻り
階段を上っていき
ダッシュでナースセンターへ
別にいた看護師が
どうしたの?そんなに慌てて?
オカダさんと見回りしてたら、オカダさんが調子に乗って霊安室まで行ってどこかに隠れてちゃったんですよ!どうしましょう?!
すると困惑した表情を見せる看護師
え?オカダさん?
この病棟にオカダさんっ名前の人いないよ
夜勤はあたしとあなたしかいないじゃない
ゾッとする話で誰かが話していた