生活で使わない部分なのに、何故か色んなものが散らかってるし
床下って怖いよな…
生活で使わない部分なのに、何故か色んなものが散らかってるし
おれ、町内会長の親父の代理で、近所の借家の解体に立ち会ったことがあってさ。
平屋の典型的な「貧乏長屋」みたいな築50年くらいの借家
ずーっと住んでたばぁさんが死んで、大家も駐車場にするからって、すぐに解体することになったの。
ばぁさん身寄りがなかったから、役所と町内会で解体に立ち会うことになったんだよね。
で、解体が進んで畳と床板はがしたら…
床下から出てきたの
「骨」
しかもいっぱい
猫の骨なんだけどさ。
ばぁさん生きてた時は「猫屋敷」って呼ばれてたくらい猫がいた家だったから
まぁ、床下で死んだのか、それともばぁさんが床下に埋葬したのか、それはわからないけど…
頭蓋骨は8個くらいあった
で、その他にフタがされてる発泡スチロールのトロ箱が20個くらい出てきたんよ…
もう土方のあんちゃん、顔が引きつっててさ
親方に言われてあんちゃんが開けたら、予想通り、中は猫のミイラ。
大きいのから小さいのまで様々入ってんだわ
「理由は分からないけど、死んだ猫を埋めたりしないで、トロ箱に入れて保存してたんだね、ばぁさんは」
と、そんなことを皆で話してたら…、土方の親方が
「いや、これ、猫生きたまま入れられたんじゃねーか?
トロ箱の内側、引っ掻き傷だらけだぞ!」
って言うんだよね。
近くによって確認したらその通りでさ…
あれはヤバかった。
トロ箱の中で死んだ猫の無念ははれないと思うけど…、ミイラと骨は、大家さんの持ち山に埋めて、線香たてたよ
土方の親方も「こいなのちゃんとしねっけ、駄目なんだ」とか言って、現場にいた全員連れてきて皆で拝んだよ