奇妙な話

【奇妙な話】ドライブ中に見かけたバイク事故

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んじゃ俺の体験談でも。
俺が大房のころ、夜中に田舎道をドライブしてたら、T字の交差転に突き当たった(信号無し)

174: 本当にあった怖い名無し 2007/09/27(木) 20:26:23 ID:54C/eYtz0

んじゃ俺の体験談でも。
俺が大房のころ、夜中に田舎道をドライブしてたら、T字の交差転に突き当たった(信号無し)
 
ふとそのどんつきのガードレールを見ると、俺と同じ方向から来たと思われるバイクが立ったままガードレールにつきさあってた。
 
ガードレールの向こうは田んぼ、よく車がスポーンと突っ込んじゃうからいつの間にやらガードレールが出来てたみたいだった。
うわ、これ事故だな、と思って車止めて降りて田んぼの方に駆け寄ったら、人が二人いた。
 
一人は白い半ヘルでGジャン着た俺ぐらいの年の男で田んぼの中に倒れてた。
街灯に照らされてる顔は白眼&よだれ・・・・
 
もう一人はこっちに背をむけたフルフェイスで、背格好からすると倒れてる男と同じくらいの男?だと思う。
 
そいつはYELLOW CO**(よく覚えていない)とワッペン文字の付いたごついライダーのよく着る背中に団子虫みたいなやつがついたジャケットを着ていた。
皮ズボン、ブーツも着用していた。
 
「救急車は?呼んだ?あんたダイジョブ?」
テンパって何から話しかけていいかわからない、すると革ジャン男が
 
「すごい痛いよ。救急車、呼んでくれる?俺、やばいよね」
っていった。
 
おお、やばいよ、人殺しになっちゃうよ。
と思って救急車&警察にコール。
 
30分後救急車1台、パトカー4台来た。
即座に俺、パトカーに入れられた。
 
最初は俺が轢いたかのように詰め寄られ、俺涙目w
 
もうそれはインディアンのように片言に説明したよ、テンパってたからね。
「俺、ドライブしてた、ガードレールに単車、俺110.119呼んだっす」
 
開放、というところで
警「俺たち来たらあんた一人で突っ立ってるからあんたが轢いたんかと思ったよw」

 

175: 本当にあった怖い名無し 2007/09/27(木) 20:26:56 ID:54C/eYtz0

俺、合点がいかないから革ジャン男のことも説明した。
怪我してるやつがいるはずだ、さがしてやってくれ、きっとテンパって放浪してんだと。
 
必死な俺を警官が引きずり出してガードレールに刺さったまんまの単車を指差した。
「二人乗りの足乗せるステップ、出てないよな。」
 
挙動不審だってことで翌日署に第一発見者として呼び出し、白目ライダーは病院で時々眼を覚ましては寝る、というのを繰り返してるらしい。
 
結局事故の状況と、俺の車に傷ひとつ付いていなかったことから俺、開放された。
白目ライダーの母親にお礼が言いたいからと家に招かれた。金持ちそうな家だった。
 
「あの子、バイク好き過ぎて、家にこんなものまでこしらえて・・・」
といい母親はガレージを開けた。
 
ガレージの中はまるでバイクレースのピットみたいにいろんな工具やスペアタイヤ、コンプレッサー、ほかよくわからんものがいっぱいあった。
 
「いつもはしっかり安全な服着て出て行くのにねぇ・・・」
という母親に微笑んだあと、俺は固まった。
 
ガレージの天井のH鋼にハンガーで服が掛けてあった。
 
黒い革ジャンと皮パン、その胸元にはYELLOWCO**とワッペンが貼ってあった。
母親が俺の目の前を横切った。母親の肩に革ジャンがひっかっかってゆっくり回った。
 
背中にはあの団子虫状のゴム製の脊髄ガードがついていた。

 

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