は警察学校に1か月の研修に行った
5~6人で1部屋で完全プライバシー無し、男女が会話してはいけない、
食事は大量の上絶対残してはいけない(小食の自分にはこれが一番きつかった)、
基本的に外出禁止で家に帰れるのは日曜のみ、夜9時消灯・・・
など、平成の世にしては時代錯誤なものだった。
ちなみに研修は7月~8月だった。
当然警察学校にクーラー設備なんてものはなく、扇風機もない部屋で
寝る時も窓を開けっぱなしだった。
昼間の研修は中々ハードで、同室の同期はみな消灯時間を過ぎると
一時間程おしゃべりをしたら自然と寝入っている、という感じだったが、
自分はいわゆる「枕が代わると眠れない」タイプなので
どんなに疲れていても中々眠れなかった。
警察学校と同じ敷地内には警備隊の建物があった
暑い夜に窓を開けっぱなしにして寝ていた時。
同室の皆は既に寝入っていたようで、私だけが寝よう寝よう悶々としていたとき。
急に窓の外から、多数の隊列を組んで走る足音がした。
それもかなり重い足音で、何か掛け声も聞こえる。
私はその時、「あー、警備隊の人たちが走ってるんだな」と思った。
私の脳内に、警備隊の制服を着こみ、ヘルメットを被って、ついでに盾を
持ちながら警察学校と警備隊の敷地外周を走る警備隊員の一群が浮かんだ。
なぜ重装備を想像したかと言うと、それくらい足音が重かったからだ。
私たち研修生は、研修中毎朝ラジオ体操の前に敷地内を一周ジョギングさせられた(強制)
ジャージの軽装で、それでも吐きそうになりながら走っていた私たち。
そのジョギングコースを、今は警備隊員の方々が重装備で走っているんだなぁ・・
と私は思っていた。
それを警察官でもない自分たちに研修初日の朝っぱらから完走を強制って・・・
当時の警察はどっかおかしかった。
まぁ当時の警察のおかしさを挙げていったら完全スレ違いの話になるので止める。
窓の外の「ザッザッザッザッザッ」という一糸乱れぬ隊列の足音を聴きながら、
自分はいつの間にか寝てしまっていた。
翌朝、起きて同室の皆に「夜中に警備隊員の人たちが走ってたよね」と聞くと
皆「?」
そっか皆寝てたもんね、と納得していたら、一人が
「そんな夜中に訓練で走ってたの?」
あっと思った。
私が足音を聞いたのは多分夜中の12時前後の頃だったと思う。
そんな時間に訓練・・・・・・???
結局真相を確かめる事もなく(警備隊の人たちとは接点がなかったし、同期で
その足音を聞いていたひともいなかった)うやむやになってしまった。
ちなみに敷地内には、県警ができてからそれまで殉職した警察官達の
でっかい慰霊碑があった。
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