34: 本当にあった怖い名無し 2014/08/16(土) 21:25:38.51 ID:2zy5GwdS
小学校6年生の時に体験した話です。
その日は自転車で1時間くらいの場所に釣りに出かけました。
その日は自転車で1時間くらいの場所に釣りに出かけました。
早朝から出かけて散々釣りをして、飽きてしまったのでお昼にはもう帰る支度をして。自転車に乗って家に向かっていました。
途中にトンネルがあるのですが、いつものように自転車で通っていました。
すると突然、
夕方でもないのに景色すべてがセピア色になったのです。
何処を見てもセピア色でトンネルは車が全く走っていません。
私は怖くなり、「早くここから出なきゃ。」と思い必死で自転車を飛ばしました。
しかしトンネルから出ても全くいつもの景色には戻りませんでした。
私は焦りました。
もうここから元の世界に戻れないんじゃないかと思ったからです。
とにかく自転車を飛ばしました。
しばらくして人の姿が見えました。
セピア色の景色は変わりませんが、人の姿を見て少しだけほっとしました。
しかしその人はもんぺ姿でほっかむりをしていて、荷車を引いていました。
どうみても今の時代の人ではありません。
さらに怖くなり、また自転車を飛ばしました。
そして「もしかしたらもう1回トンネルをぬけたら戻れるかもしれない!」と思い、
またトンネルまで戻ってトンネルをぬけました。
すると、
なんと青空に戻ったのです。
その瞬間、車もばんばん走っていました。
そして無事に家に着くことができました。
あの時、私は一体どこの世界へ行ってしまったのでしょう。