977: 本当にあった怖い名無し 2013/11/03(日) 15:34:25.71 ID:JgvwbCzL0
先日分譲現場のお話をさせて貰った不動産屋の清水(仮名)です。
あ、前回書いていなかったのですが、私は32歳の既婚♀です。
あの投稿の後日談と言うか、今少し困ったことになっているので、
皆さんに聞いて欲しくて再びこちらに書き留めさせて貰いたいと思います。
していました。投稿した晩、先に帰宅していた夫が私の投稿を見ながら
「不動産業界って怖いんだなぁ、おまえも似たような仕事してるんだろ?気を付けなよ」
なんて言うので、
「それ私の投稿だよ」って返してみたら椅子から引っ繰り返って怯えてました(^_^;)
それから今日で5日目、今回お話させて貰うのは、夫が話してくれたこの5日間の彼の体験談です。
客間として使っている和室に布団を敷いて寝るようになりました。ここのところ、夫は体調が優れないようで気になっていました。何だか様子も変で、あの投稿を見て以来、何となく私を避けているような気がして、訳を聞いても
「風邪をひいただけ、うつすわけにはいかないから…」の繰り返しでした。
今日は夫の仕事は休みで私は出勤日なのですが、どうしても気になったので、今朝は会社に
遅刻する旨を連絡して夫に事情を聞かせて欲しいと食い下がってみました。
根負けした夫は仕方ないと溜め息をついて、開口一番こう言いました。
「なぁ、おまえ誰なんだ?」
なってしまったのかと心配になってしまいました。「そうじゃないんだ、いや…」と口ごもる夫、そわそわした素振りだったので、落ち着いて一から
事情を説明して欲しいとお願いすると、ポツリ、ポツリと話し始めました…
以下、夫から聞いた話です。
行ったそうです。夫の携帯は省電力モードにしているので、画面タッチ後に何も操作しなければ2、3秒程度で
消灯してしまうそうです。
ですが、自分の位置等の大体の状況把握さえ出来れば良いので、それで良いのだそうです。
用を足して真っ暗な寝室へ戻ってきた時、ベットの位置を確認しようと携帯画面をタッチ、
その時にライトが一瞬だけ私を照らしました。
私は寝る時に夫側を向いて横向きの姿勢で寝ることが多いのですが、その時もその姿勢
だったようで、照らされた私の顔を見て夫は一瞬わけがわからないと思ったそうです。
照らされた顔は私の顔とは別人の、見たことのない女性に見えたのだそうです。
「えっ?」と思い、再び画面をタッチして再び私を照らすと、そこにはいつもの私の寝顔が
あるだけで、目の錯覚だったと思ってその日はそのまま寝たのだそうです。
翌日の真夜中、やはり尿意で目を覚ました夫。前日のこともあって、夫は携帯を手にとって画面をタッチし、まず私の顔を照らしたそうです。
そこにいたのはやはりいつもの私。
夫はやはり昨日のは気のせいだと思ってトイレに行き、寝室に戻ってきてベットを照らそうと
ライトを傾けた瞬間、心臓が止まりそうになったそうです。
そこにいたのもいつもの私、そこにあったのもいつもの私の顔…ですが、カッと目を見開いていた
私の顔だったそうです。
フッと消灯するライト‥すかさず画面をタッチし、もう一度照らすといつもの私の寝顔…
「身近な人間が霊体験をしたと知って変に意識しすぎているのだろう、ここで私を起こして
今起こったことを話してもきっと笑われてしまうだけだろう…」
そうやって自分を納得させて寝に就こうとしました。
目を見開いた私の顔‥見たのは一瞬でしたが、いつもの私の表情に別の何かが
重なっているようにも見えたそうです。
脳裏に焼き付いたそれが頭から離れず、考えれば考えるほど恐怖心が勝ってその夜は
一睡もできなかったそうです。
三日目、真夜中に目を覚ます夫。その晩は尿意ではなく、凍えるような寒さで目を覚ましたそうです。
とは言え、11月1日‥つい先日のことですが、関東南部に住んでいる皆さんはそんな寒さを
感じたでしょうか?
少なくとも私は肌寒い程度にしか感じていませんでしたが、夫は吐く息が真っ白なほどの寒さで
目が覚めたと言っていました。
身震いするような寒さでガクガク震え、毛布に包まって寝返りをうち、私の方を向くと、
私は夫の方を向いて白い息を吐きながらスゥスゥと寝息をたてていたそうです。
ホッとはしたものの、その吐き出される息がとても冷たかったそうで、たまらず私に背を向ける
姿勢で眠りに落ち、目が覚めたら風邪の諸症状が出て調子を崩していたのだそうです。
四日目、つまりは昨夜、夫は四度目の深夜覚醒をしたそうです。
いつも一緒に寝ている猫の唸り声が目覚めの切欠だったそうです。
我が家の猫は時々この子は犬なんじゃないかと思えてしまうほど誰に対しても人懐っこく
甘えん坊な性格で、普段は私の布団の中で一緒に寝ています。
ですが、昨夜は夫が気付いた時には夫の胸元にいて私の方に向かって恐ろしく低い唸り声を
あげていたのだそうです。
この子は飼い始めた頃に尿路結石にかかって苦しんでいた時期があったのですが、
その時期にあげていた地の底から聞こえてくるような唸り声だったそうです。
真っ暗な寝室の中で、私に向かって唸る猫を確認し、夜目の利く彼にしかわかり得ない何か
異常なことが起こっていると察した夫…
携帯を手繰り寄せるや否や画面にタッチし、私を照らし、息を飲んだそうです。
私の顔が、私の顔ではなかったそうです。
そこにあったのは一日目に見た女の顔…目だけは異様に爛々と輝かせて、
白い息を吐きかけてくる私とは違う顔の女…
夫は唸り続ける猫を抱きかかえてベットから飛び離れたそうです。
「今後こそ見間違いじゃない」
そう思って携帯画面をタッチして照らすとそこには先程の女とは違う顔‥見たことのない
物憂げな表情の中年の男…
ライトが消える‥画面をタッチする‥恰幅の良さそうな別の顔の男の顔…
ライトが消える‥画面をタッチする‥やつれた中年女の顔…
ライトが消える‥画面をタッチする…また別の顔…
同じ行程を繰り返し、その度に現れる別の顔に恐怖しながら、夫は私を起こそうと何度も
名前を呼び続けていたそうです…だけど私は目覚めない…
堪らず私の(?)顔に自分の布団を掛けて寝室を飛び出し、猫を抱きかかえながら和室に
閉じこもり、震えながら一夜を明かしたそうです。
「おまえは今、おまえなのか?」
話し終えて夫が聞いてきましたが、当の私は全く覚えていない状況です。
現に今も普段と何も変わらず仕事をしてますし、周りの社員の皆も普段通り接してくれてますし…。
取り敢えず、「あんたはそうやってまた遠回しに私を不細工だって言いたいのね」と言って
仕事に出てきましたが、夫の話を聞いて、鏡を見るのが少し怖くなってしまいました。
今のところ、夫に風邪をひかせたぐらいの実害しかないようですが(^_^;)
本当に何かを連れてきてしまっているのなら、もっと洒落にならない状況になられても困るので、
今度の休みに近所の神社やお寺に行ってみようと思います。
またまた長文投下になってしまいましたが、読んでくださった方、ありがとうございました。
最後に、こういう場合、神社に行くべきなんでしょうか?お寺に行くべきなんでしょうか?