こういうのってどこまで話してよいのかな?
この名前をいえばどこだか分かってしまう人もいるかもしれない。
もう20年以上前に近所にターザン屋敷だかターザン林だかという山の斜面の一部に小さな林があった。
林だからターザン林ってのが正しい呼び名だと思う。
林の周辺は普通に住宅街なんだけど、何故かそこだけ林のまんまだったんだよね。
当事私は小学生で、たまにターザン林を探検しよう!なんてことで林の前まで行くんだけど、結局最後まで中に入ったことはなかった。
私の知る限り、地元の小学生で中まで入ったことがあるって人は聞かなかったかな。
そんなターザン林がいよいよ開発されることになった。
でも、色々おかしなことが多かったそうだ。
工事中は小さい事故から大きな事故まで色々あったらしい。
私が知っているのはクレーン車がひっくり返って隣の家の一部を壊してしまったこと。
それでも工事は続けられたんだけど、ついに大量の人骨がでてきたそうだ。
工事会社の人が驚いて地域の地主に昔の地図を見せてもらったら、そこは大昔お墓だったんだよね。
供養すればよかったんだけど、工事会社の社長さんの判断で無縁仏ってことでその骨を捨ててしまったそうだ。
そしたらその社長さん、亡くなってしまった。
亡くなってしまった細かい経緯は分からないけど、当事新聞に載ったらしい。
新聞といっても地元紙とかだと思うけど、神奈川新聞だろうか?
工事会社が変わったのか社長が交代したのかは忘れたけど、新しい社長が慌ててある寺に供養を依頼した。
そのお寺が私が卒園して檀家でもある幼稚園だった。
もちろん今もお寺のすみに供養のお地蔵さまが何体かたっている。このお地蔵さまの由来までを知っている人は少ないかもしれない。
結局ターザン林は更地にされて、そこに家が何軒か建った。
その家はすぐに売れたらしいけど、住人に何もないのか聞いてみたい。
買った人は墓地だったことを知っているのだろうか。
ちなみに更地だった時に友達と遊んだことがある。土を少し掘り返したら歯が出てきて逃げ帰った記憶がある。