引用元: ・∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part66∧∧
4人そろって同じ夢なんか見るわけがないってんで、それでまた4人とも意気消沈。
スキーやれるようなテンションじゃないってんで、次の日に東京に帰ったそうだ。
ただ、注連縄を超えて穴の近くまで行ってたCはそれ以来、
毎日あの『よりかたさま』(仮)の夢を見るんだとか。
それが妙にリアルで、Cは日に日に情緒不安定になっていって、
就活終わったくらい(4年の春くらいか?)に鬱で大学に来なくなったらしい。
Cが大学に来なくなってから暫くして、Aも奇妙な夢を見るようになったんだとか。
夢の中でAは両腕を斧だか鉈だかで肩から叩き落とされて、足の骨を砕かれて、
例の注連縄の張ってあった穴の中に落とされるんだとか。
肩が叩き落されてて細くなっているせいか、Aはすんなり穴の底に落とされる。
穴は相当深くて、何時も落ちていく途中で目が覚めるんだそうだ。
Aがしきりに「次は俺の番」って呟くのを見てゾッとしたのを覚えてる。
で、流石にAも気になって、家族に『よりかたさま』の事を聞いたんだけど、
Aの祖母はAが高校進学した時に、祖父は小学校の時に亡くなってて、
両親も『よりかたさま』の事は詳しく知らないらしい。
『よりかたさま』の話を聞いて回ったんだけど、
近所の寺の住職や、本当に高齢な一部の爺さん祖母さんが少し知ってたくらいだったそうだ。
それでも分かったのは、せいぜい
・Aの地元には昔から、蛇神信仰があった(というか今でもある。神社も多い)
・両腕をもがれた神様が蛇になってN県まで逃げてきて土着の神様になった、という神話もある
・Aの地元の近くを舞台にした御伽噺で、男が洞穴に落とされて地底の国を旅して大蛇になって地上に
出る、と言うものがいくつかある
・『よりかたさま』は他にも『さぶろうさま』とか『みなかたさま』と呼ばれるらしい
ってことくらい。
(他にもゴチャゴチャ色んなこと言ってたが、重要なのは多分↑の情報くらい)
で、Aが言うには夢の中の光景は、恐らく何かの儀式では無いかとのこと。
また、上述の御伽噺や神話になぞらえて、
蛇に見立てて両腕を落とされた人間を『よりかたさま』と呼んだのではないか、
とも言っていた。
穴の底では自分と同じようになった『よりかたさま』がたくさん居て、這いずり回ってるんだそうだ。
その『よりかたさま』達に先導されてどこかに連れてかれるんだけど、
まだ最後まで夢は見れてないので、どこに連れて行かれるかはわからないんだそうだ。
A「最後まで見たら多分、俺もCみたいになる」
最後にそう言ってAは話を締めたんだけど、
正直、途中途中でニヤニヤしてたし、かなり冗談めかしてたんで作り話だと思ってる。
もともと、いっつも冗談ばっか言ってるヤツだったし、おちゃらけたヤツだった。
だいたい、パニクってる時に見た『よりかたさま』だかの特徴をそんな覚えてるとは思えないし、
夢の話も、御伽噺やらの話もすっげえ胡散臭かった。
というかBとDはどうなった。
ただ、こないだ同期を集めての研修が東京の本社であったんだけど、Aは来てなかった。
同じ支店に配属された同期の話だと自律神経失調症だかになって休職の後、退職したらしい。
休職の話を聞いて、長年忘れてたが「そう言えば」とAから聞いたこの話を思い出して、
どうしても誰かに伝えたくなった。
乱文・雑文の上に長文になってしまって、すんませんでした。
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