少し長くてつまんないけど…
過去レスにも盗まれた自転車が戻ってきたという話があったが
先日俺も体験した。
今から3年前に友人からGIANTのマウンテンバイクをもらった。
そのモデルは2004年バージョンのモデルのやつだった。
俺のミスで自宅に帰宅した時、チェーンをするのを忘れてしまい
朝起きると盗まれてしまってた。
警察には届け出を出したけど、「防犯登録のシールは
剥がされてしまうので、たぶん戻ってこないだろう」と言われて
あきらめていた。
それがほんの1週間前に警察から「見つかった」との電話があった。
「ただ見つかった場所が場所なので現場まで確認しに来てくれないか」
と言われ、言われた所に向かってみると、そこは自宅から
約20キロ程離れた新興住宅街で、道路の下(つまり地中)から
見つかったのだった。
その住宅街に新たに都市ガスの配管をするために道路を
掘っていると自転車が出てきたそうだ。
工事の人達が言うには、新興住宅街などを造る時、悪徳業者が
地中に不法投棄をしていったり、一般の人でも掘り返した所に
ゴミを不法投棄する事があるそうで、俺の自転車も不法投棄
された物と思ったらしい、でも洗ってみるとかなり状態が良く
防犯登録のシールも貼られてあったので
「これは盗まれた物が放置されたんだろう」と思い警察に届けて
くれたそうな。
そして実際に自転車を目にすると確かに俺の自転車だった。
でも警察の人が「君が盗難届を出したのは2005年の4月だよね。
自転車はいつ盗まれたの?」と聞いてきた。
「2005年の4月ですよ」と答えると「ここの住宅街の工事の
完成は2000年に終わっててね。いま掘っているこの区画は
2000年以降初めて掘る場所なんだよ。そうすると君の自転車
がここにあるとは考えられないんだ」
と言われた。しばらく言っている意味が分からなくて
何度か聞き返して意味が分かった。
2000年にアスファルトがしかれた道路で2008年まで
掘り返された所に2005年に盗まれた自転車があるはずないのだ。
じゃあ俺のじゃないのか?と思ったが、そもそもこの自転車は
2004年モデルだから2000年に存在するはずがない事を
伝えると、その場にいたみんな気味悪がってしまった。
結局、俺も怖くなって引き取りに困っていたら、工事の人が
「産廃で処分しておいてやるよ」と言ってくれて、お願いした。
工事の人が「人骨を掘り当てた事はあるがこんなケースは
初めてだ」
と最後に言っていた言葉が印象的だった。