【少し怖い話】方向感覚が無くなる場所に絶対に行きたくない

76: 本当にあった怖い名無し 2016/12/25(日) 12:54:46.65 ID:
今から10年前俺がまだ学生だったころ、毎日に退屈していた俺は「何か非日常的なものをみたい」という思いから友達2人と青木ヶ原の樹海へと向かった。
自殺死体を見たいという好奇心からだった。

 

10: 本当にあった怖い名無し 11:53:10 ID:2OFw7Ibf0

 

 

77: 本当にあった怖い名無し 2016/12/25(日) 13:04:58.28 ID:

一言に樹海といってもあまりに広い。だから場所は「完全自殺マニュアル」に載っていた《風穴》という観光名所から樹海へ入ることに決めた。

樹海へと向かう道すがら、まだ気分的に余裕があった俺たちは、「見つけたらビデオ撮ろうぜ、俺は死体の下で夜寝れるよ」と、意気込んでいた。

だがこの余裕も数時間後には全てすっ飛んだ・・・。

中央高速を車でとばして2時間、風穴に到着。
現地は観光名所で入口の駐車場付近には人がたくさんいた。

 

78: 本当にあった怖い名無し 2016/12/25(日) 14:03:17.15 ID:

だが「親からもらった大切な命、もう一度よく考えよう」というような自殺防止の立札があちこちに立ってた。
家族連れの観光客とのアンバランス感がなんとも不思議な雰囲気を醸し出していた。

場所はここに間違いない。
とりあえず本に載ってた方向へ歩を進めた。

樹海を進む林道沿いにはいろんなものが落ちてた。
靴やビニールシート、花・・・・中には完全自殺マニュアルの切れ端も。
俺たちは死体が近くにあるかもしれないという異様な緊張感の中でさらに林道を奥へと進んだ。

 

79: 本当にあった怖い名無し 2016/12/25(日) 14:17:02.16 ID:

《どこでもいい右へ入る》
ついに完全自殺マニュアルが示す死を選ぶべき場所へついた。
ここはあの世とこの世の狭間の世界・・・木々のざわめきも気になりだす。

林の中へ入ると方向感覚をなくす。

これは本当だ・・・。

青木ヶ原の樹海は溶岩の上に生い茂る森だ、あたりは凸凹していてまっすぐ進めない。
何の目印もない。林道がどっちの方向だったかすぐにわからなくなる。
俺はもってきたビニール紐を林道の入口にくくりつけて奥へむ・・・。

 

80: 本当にあった怖い名無し 2016/12/28(水) 19:09:31.40 ID:

俺たちは視界の届く範囲を注意深く観察しながら進んだ。

林の中にもいろんなものが落ちてた。
バッグが中身ごとおもむろにすててあったり、キャンプをはった後がそのまま残ってたりした。

とにかく人工物が見える場所はくまなく探した。
なかには空になった大量の飲み薬のゴミも落ちてたが、死体は見つからない。

しばらくすると木の枝にくくりつけられたロープを見つけた。
しかし周りには何も見当たらない。
ここで自殺を思い立ったが結局踏ん切りがつかずにあきらめたのだろうか・・・。

 

81: 本当にあった怖い名無し 2016/12/28(水) 21:59:53.58 ID:

森をさまようこと2時間。
時刻は昼の12時。
依然死体はみつからない。

緊張感も緩んでなぜかホッとしてる俺達。

『そんなに簡単に死体なんてあるわけないよな・・・』

俺は棒を手に取り振り回しながら先頭を歩く。

そしてその時は訪れた。
俺は一生忘れない。
森の静寂を切り裂くあの光景を・・・。

俺の後ろを歩く友達が茂みの向こうを指して言った。

友達:「なんか赤いものがあるよ」

 

82: 本当にあった怖い名無し 2017/01/04(水) 06:16:53.98 ID:

わずか10m先に俺は見た・・・友達

赤いシャツを着た男性が首をつって死んでいた友達

俺:「ヤバイヤバイヤバイヤバイ」

俺はとっさに友達二人を後ろへと追いやった。

友達:「なに?なに?なに?」

びっくりした友達が俺に言う。

友達:「死んでるよ死んでる」

まだ死体を見てない友達2人に状況を説明。

死体の下で夜寝れると言っていた友達がおそるおそる忍び足で見に行ってくる。

 

83: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 08:52:52.76 ID:

友達:「本当だ」

とりあえず全員で死体を見に行く。

死体がぶら下がっている。
俺は頭が真っ白だった・・・。

もう何も考えられない・・・。

死体は首がありえない角度まで曲がっていた。
後頭部がこちらに向いていて顔は全く見えない。

そもそも死体に近づく勇気すらない。
全員が茫然としていた。

 

84: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 11:15:38.21 ID:

小鳥が一匹死体の肩に止まった。
鳥にとってはもはや「物」なのだ。
一体この人はいつからここにいたのだろうか。

しばらくして落ち着きを取り戻した俺はビデオを取りだして撮影しようとした。
すると友達が「やめろよ」と言った。

友達二人は俺よりも精神的ショックが大きいようだった。
もはや死体の下で寝れるなんて言うまでもなく不可能な状態。
なにせ近づくことすらできないのだ。

結局警察に通報することもなく俺たちはその場を後にした。

 



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