建築、土木工事にまつわる不思議な話、怖い話、ホッとする話を持ち寄って
それをつまみに皆でワイワイ話すスレです。
ご自身が体験したものは元より、親方などから聞いた話も大歓迎です。
もし、差支えないようでしたら、写真なんかあると尚盛り上がると思います。
勿論、無くても結構です。
例:
地元の国道○○号線だけど変に曲がってて
その先に立派な松が生えてる コレ↓とか
https://maps.google.com/maps?hl=ja
グーグルで上からみると確かに変に曲がってるとかあると・・
「ある」んだな~
…こんな具合に。
※以下のスレッドより派生
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part62∧∧
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1337753866/
建築関係が多かったよ
やっぱ祟りというか、井戸を埋め立てたりいい加減やった人や建築作業員に
不幸が起こって結局掘り返したり直したりの話が殆どだった
建築の人の井戸は怖いっていうtelやFAXが多かったと記憶してる
やはり、伐採前に何かしらの行動をしたほうが良いのだろうか?
龍王大神(太融寺)(大阪市北区野崎町8)
扇町通りを神山町交差点を右折すると、広い道路の真ん中に玉垣で囲まれた大きなイチョウの木と祠があります。
灯籠の柱には「太融寺」の文字があります。昔はこの辺りも太融寺の境内で、この道路を作るときイチョウの木を切り倒そうとして斧を入れた人
すべてが変死したという曰くのあるイチョウで、いまもこのイチョウの幹の周りには斧を入れた後が2、3か所根元近くに残っています。
祟りを恐れた人々がこのイチョウをご神木として祀り、龍王大神として今も篤く信仰されています。
太融寺境内には本堂の他に空海(弘法大師)を祀る大師堂、不動明王を祀る不動堂、多くの女性の信仰を集める淀殿の墓所、その墓所を守るかのように隣には雌神を祀る白龍大社があり、
また、縁結びの神としても信仰を集めており、女性は太融寺境内の白龍大神、男性は境内の外れに祀られるこの龍王大神にお参りするとよいとされています。
よーにた話が・・・・。写真はこのブログの下の方にありました。
ttp://kamiariduki.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/index.html
構造設計なんで監理以外は現場に行く機会は少ないけど
現場管理の方からたまに聞く話は、白骨が出てしまうこと。
白骨に当たりやすい監督と全く当たったことがない監督がいる。
大抵は後者なんだが、何度か遭遇する前者もいる。
一応、警察に届けるけど犯罪であることは稀だけど犯罪であることも。
解体した建物の中や地下から出るのが後者なんだけど
殺傷痕がある白骨でも剖検(検死)で死後20年とか30年なんかで
犯人はおろか本人特定も難しいことも。
一ヶ所で何体も白骨が出ることもワリとあり。
その場合は大昔に墓地だった所や合戦址や空襲後の仮埋葬地だった所が多いようだ。
改葬として白骨を火葬場に運び荼毘して焼骨(お骨)にして共同墓地へ。
関東だと鎌倉は宅地や造成で白骨がよく出る。
そういう点では管理の方は監理の人間よりイヤな場面があるかも。
歴史的遺構関連の白骨だと工程ストップあるしね。
>>150
へえ。白骨をさらにもういちど荼毘に付すの?
燃やしなおすってこと?
由比ガ浜の建築現場(マンションだっけ?)も大量に出たらしいね
無数の人骨
>>156
そう。歴史的価値がある古代人とか別として、白骨はそのままでは
大きいし表面積があるから火葬場で荼毘して普通のお骨にしてしまう。
芝・増上寺の代々の徳川家将軍の墓の発掘調査でも、終了したあと
西五反田の桐ヶ谷斎場などに運んで荼毘してお骨にした。
これも改葬だね。
実家が縄文時代の住居跡の上に立ってる物件なんだけど。
一帯はどうも集落だったようで、貝塚跡もあった様子。
で。そのあたりでの土地持ちで大金持ち一族。実家からは約500m圏内。まあ町会も違うし、行事が重なるような年齢層の子供もいないしで他人さんですが。
数年前(もっと前かもしれんが)当時新聞にも載ったほどの騒ぎが起きた。家人のひとりが近くのコンビニに血まみれ半死半生で転がり込んで事件発覚、
残りの家族はそこの息子に殺されてた。
古くからの住民によると、前の代にもそういったことがあった様子。なにがあるのかねえ。そんなこと起きる確率なんぞ火事より少ないぞ。
>>173
家庭内殺人事件。昔からの住民で土地もお金もあるし、名字おなじ家も近所にいっぱいあるー。
どっちが本家でどっちが分家とか詳しい親せき関係まではシラネ。
でもすでにその家は建て替えされて人住んでるらし。
その一族かどうかまでは知らんけど。
京王線の明大前に無事湖っていう池があったんだけど
それ壊してから京王線で事故が多発してる
>>214
これか
ttp://2ch.w-joho.net/archives/1505891.html
たしかに無事湖ってあったなあ。
まあ、事故が多発してるかどうかはわからんが。
それよりも、
桜上水~下高井戸間にある人身事故の多い小さな踏切と
上北沢~桜上水間にある、
雨の降る夜中に赤いワンピースの首の無い女性が出るという都市伝説がある
線路を渡る為階段を降りなければいけない小さな踏切のほうが問題があるだろう。
北海道某市近郊のとある病院。
そこは昔戦後まもなくまで結核病棟があって、何百人もお亡くなりになりました。
見える人には見えて、人が連なって見えるということです。
さて、インターネットの普及やノストラダムスの大予言が外れた昨今、病院が新築
されることになりました。
当初は殆どの作業員の人は信じていなかったと思います。私もその一人でした。
然し、建築工事当初から続く労働事故などでミナ舞い上がってしまい、結核病棟
跡地にお坊さんを呼ぶことにしました。
その結果、ますます怪奇現象が起こってしまい、ついに某ゼネコンの職員が借
りていたマンション(そのマンションはいまも病院の近くに1棟だけ立っている)
から火事が起こってしまいました。
作業員はみな午後4時30分には仕事を切り上げていなくなったといいます。
死亡事故が起きなかったことだけが幸いなことでした。
その病院はリニューアル・オープンされいまも経営されていますが、建築の時の
ことを知っている人は内心複雑に思いながら、高速道路のバイパスを毎日とおりま
す。
お坊さんによる祈祷というかお経は2度は少なくともあったと聞いています。
で効果が全く効果がありませんでした。
作業員の証言としては
1:ピットで一人作業しているときに、明らかに後ろで気配がする。
2:風もないのに病院の旧棟のカーテンがバタバタしていて、蛍光灯もパッパ
としていた。もちろん見た。
証言としては、人の気配・物音・ラップ音・直接見たというのが多いよう
です。
労働災害
1:大工さんが脚立から転落して、その落下場所に歩み板があったため、その
板に頭を打ち、頭蓋骨骨折。
2:空調屋さんが夏に半そでで作業していたところ、板金が腕に当たり何針か
の負傷。
旧棟では夜間看護師さんは絶対1人で巡回させないで、2人で生かせていたようです。
いまはどのようなシフト体制なにかは分かりません。
いま結核病棟跡地は木々が生えているのみで供養等塔もないので、事情をしない人は
何も知らないで近くの通りを通っています。
これは違う現場の話。
トンネル工事をすることになったため作業員の宿泊する
宿舎(昔の飯場)を2棟、事務所1棟を建てることになった。
問題は宿舎の1棟で起きた。作業員が宿泊してから間も無く
怪奇現象が多発。ついでにトンネル現場でも事故が多発。あと
一歩で死亡事故になった事故も起きた。
原因は総合すると、宿舎が建ってる土地がいわくつきの土地で、
前にもマンションが立つ予定だったのが怪奇現象が起き中止。
以来空き地だったとのと、その地域が箱館戦争の終結後、落ち武者
狩りがあった地域で地域全体がいわくつきだということです。
事例1:誰もいないはずの上の階の部屋から駆け足の足音がする。
事例2:誰もいないはずの隣の部屋から部屋一面にドンドンと
おもいきり叩く音がする。
事例3:閉め切ったはずの戸が勝手に半開きになる(これは私も
確認しました)
事例4:夜中ラップ音多発。
事例5:あまりにも怪異現象がするので、ある作業員2名が駐車場で
寝泊りしていると、夜中の2時ごろにカラスがカァーと鳴き、その
直後地面からウゥーとうめき声があたり一面から聞こえた。(その後
その作業員はパニックになった模様)
事例6:原因不明で下半身が動かなかったが、山の神で御祓いを受け
た後、その作業員は全く自由に山を降りていった。
御祓いを行った後は殆ど事故とかは起きなくなったようですが、
分かりません。いまもお札が貼られているはずです。
>>263
それは各方面に迷惑がかかるので遠慮します。
ただ北海道であった実際体験したり聞いた話しです。
>>264
工事現場はどこも死亡事故につながり注意しないと死につながりますが、
特に管理職(現場監督・所長)はトンネル工事に気を使っていますね。
注意しないと死亡事故につながりますから。
あと聞いているのは、H市でホテルを建てようとして怪奇現象が頻発して
中止になった物件。いまも駐車場になっていて名残が残っています。
そこから江戸時代若しくはそれ以前もつぼと遺体が大量に出土。墓地だった
ようです。
十数年の経験から言うと、出ない現場は全く出ず、出る現場は半端無く出る
ということです。
>>265の出た物件はH市の観光地にあります。
知らずに通るかもしれませんね。もちろん
写真・動画も撮る人もいるでしょう。
もう既に完成している現場でもいいのでしょうか?
H市は「心霊スポットの宝庫」と書かれているほど
多くあるのですが・・・
>>266
今は使われていないトンネルなので、普通に電車に乗っている
だけでは分かりません。
なお、トンネルの通る山にはその昔、龍神さんが出たとかで、
昭和初期には吉本の先々代女社長が芸人さんを連れてお参りに
来たそうですよ。
>>267
興味深い話ですね。続報あったらお待ちしています。
>>268
H市は新撰組などにもゆかりのある街でしょうか。
是非続きをお願いします。
>>271
の書いたことで思い出したトンネル。
「国道○号線Oトンネル」
このトンネルはH市周辺のまとめサイトでも載っている場所ですが、前史がありま
す。
つまり、このトンネルの山周辺は「Tの戦い」と言って、箱館戦争の戦いの舞台になった
場所です。
M町Wから上陸したT・E軍は箱館奉行所の部隊と交戦。T・E軍が勝利しまし
た。
その場所に国道がとおり、トンネルが掘削されて完成しました。問題はその後に
起きました。
トンネルの内外で交通事故が続出。死亡事故も多数起きました。
事例1:首なしのライダー(真夜中に出たようです)
事例2:女の幽霊(目撃者多数)
事例3:供養塔から招き手が伸びている報告(後で詳細)
>>269>>271
了解を取れたことをここに感謝を示します。
遅れて書き込み、申し訳ありません。
>>272
の続き
事例3ですが、今も供養塔が建っています。但し、新しくトンネルが掘られ、
車道からは見えにくくなっています。
その供養塔なのですが以前多数の不可思議な現象を目撃したと報告されてい
ます。
例えば、深夜肝試しに行ったグループが件の供養等塔に差し掛かったところ、
供養塔から手が伸びていてこっちにくるよう招いていたという目撃証言です。
いまは以前ほど聞かなくなりましたが、事故も起きています。供養塔の場所
はM町に行くにしたがって、左手をご覧ください。トンネル近くの道にあります。
観光客歓迎の看板の近くです。
中央線なんか自殺者多発でお地蔵さん作ったり神社で祈祷したりしたのに・・・。
「IJ神社」です。
この神社の創建は新しいのですが、伝承では河野政通がアイヌ民族とも戦いに
敗れた際、最後に自決したということです。
史実では箱館戦争で政府軍と旧幕府軍が交戦して、死体を栗の下に埋めた。
ということです。
以来「栗の木を折れば血が流れる。」と伝承されましたが、明治期に若者が
台風で栗の木が折れたのを見て、「血が流れないじゃないか。」と言い(また
は思って?)、栗の木を折ったところ若者が祟りにあい死亡。
の続き、
それ以来、付近住民は栗の木を伐採しないと決めたそうです。
最初は祠を建てようとしましたが、ある霊能者が「これでは満足しな
い。」と言い、結果神社を創建したそうです。
その結果、その付近の怪異が治まったと記載されています。詳しくは
N町Oの住民にお聞きください。
「W病院」
この病院のある地区は何件か心霊スポットがあります。その病院で増築工事
がありました。
まず温厚な人柄で前日も元気な設備屋さん(Z)が自殺しました。次に職長的な立
場にあったXがノイローゼになって自殺しました。次にVが精神病に罹りました。
2件立て続けに不幸なことがあってもこの物件を施工した建設会社はお祓いもせず、
そのまま作業を続けさせ、完成させました。
建設会社はこれでよかったでしょうが、設備屋たちは今も精神病に罹り始めています。
当時の職長だったCが統合失調症に罹り、また別の当時手伝いに来ていたBが
精神病に罹り、一説では入院しているようです。
W病院は精神科もあり入院患者が看護師に殴るけるの暴行も日常茶飯事ということですが、
設備屋に罹る罹患率はちょっと異常です。
>>283
そうですか。
話を続けさせてもらいます。
W病院の増築後、最悪の結果になりました・・・
2010年10月26日
北海道警○○署は25日、H市の○○病院精神科病棟で、
入院患者の男性(46)を刃物で刺したとして、殺人未遂の疑いで別室に入院中の
男(44)を現行犯逮捕した。男性は26日午前、死亡した。
逮捕容疑は25日午後8時20分ごろ、ベッドで横になっていた男性の右目を刃物で
刺して重体にさせた疑い。
○○署は、詳しい状況や刑事責任能力の有無を慎重に調べている。容疑を殺人に
切り替える方針。
病院は26日午前、記者会見し「刃物が持ち込まれた経緯は分からない」などと説明した。
病院によると、刃物は刃渡り約15センチの包丁。19日に所持品検査をした時は確認
されなかった。男は許可なく外出したとして、22日から外出制限されていた。
病院は「被害者に申し訳ない。責任を感じている」と陳謝した。
地元の郊外の交差点の一角に自宅兼仕事場みたいな感じの庭付きの廃ビル(?)がある
聞いた話だと
取り壊そうとした矢先、工事関係者が事故ったり持ち主とその身内が立て続けに亡くなるetc...
持ち主と工事関係者双方に色々不幸が起きて棚上げ状態とかなんとか
そんな訳で割と好立地にも関わらず少なくとも20年以上は誰も手を付けないままになってる
空っぽの犬小屋、朽ちるに任せた車、2階の窓辺に見える干しっぱなしの洗濯物…俺がそのビルを知った時からずっとそのまま
ただでさえ不気味なのに夜電気がついてるのを見たとか言う人までいるから余計怖い
壊せないけど、建てる分には問題なかったのかな…?
土地に何か憑いてるのじゃなく、建物自体に
後から何かが棲み付いたパターンじゃないか?
正直、その洗濯物が干してある2階が怪しいんだが、
そもそも、洗濯物がそのままということは、調査にも入ってないんじゃないか?
というか、ぶっちゃけホトケさんが居る様な気がするんだが。
取り壊しを始める前に、
2階の部屋に調査かクリーニングを入れるべきなんじゃないか?
考古学関係の仕事をしているが、
墓地が移転した跡を調査することがある。
土葬で埋め墓と参り墓に分かれた地域は、
埋め墓の扱いが結構ぞんざい?な感じで、
墓石もなく埋めた場所がわからない、なんてこともある。
また改葬でも徹底的に収骨しないから、
跡地を掘ってみるとお骨がそのまま出てきたこともよくある。
復讐譚になるのかどうか。一応、建設関連なので、このスレに投下します。
俺は卒業してA建設(仮名)に入社。会社自体は中堅どころのゼネコンで、
勤務態勢や社員の福利厚生は整っていた。全国に支社や営業所があり、俺は
あちこちの支店を渡り歩き、最後にY支店に赴任した。
前、その会社最後の現場での出来事。
最後の現場とはG県のゴルフ場造成工事。工事自体は土木部の領分。
俺は建築部だったのだが、クラブハウス建設に応援部隊として2ヶ月
ほど出向させられた。これ自体は別に問題は無かった。建築の所長は
顔見知りで、何かと気を遣ってくれ、完成まで楽しく仕事ができた。
補と噂されていた人物で、とにかく自己中な性格。自分以外の人間はクズでバ
カで使えないと公言しており(当然目上には媚びへつらう。)、自身の出世や
楽しみのためならば他人がどうなろうと構わないと考えているような、黒い噂
の絶えない奴だった。
残業しても全部カット。土日祝祭日は書類の上だけ休日にし、本人は出勤せず
に上司とゴルフ。部下の社員はサービス出勤させていた。そのため書類の上で
は管理能力抜群となり、管理職では抜群の成績。
職していった社員はかなりの数に登る。書類の上では依頼退職だが、実際は体
調不良になったり精神を患ったりした者が大半だという噂。
の現場は、建築とは逆に、工期末に近づくと作業自体は暇になる筈なの
だが、この現場は未だに忙しい、なんか変だ、とCに話を聞くと、いや
はや出るわ出るわ。
が外部に漏れたら文化財調査で工事が中断してしまう。ゴルフ場のオー
プン日は動かせない。工事遅延は非常に困る、自分の経歴にも傷が付く
と考えたB所長は出土の事実を隠蔽、関係者に口止めし、遺跡を下請業
者に破壊させ、残骸を谷に埋めて証拠隠滅したそうだ。
まった。以下その内容。
・事前調査で全く問題無かった場所から、地下水が噴出。
・その処理をしていた業者の重機が横転。負傷者が出た。
・長雨が続き、造成が遅延。
・クラブハウス予定地に岩盤があり、掘削が著しく困難に。事前の地質
調査では発見できなかった。
・土木の社員5人のうち、身内の不幸が続き3人が退職または休職。
・新たに配属された社員が出勤途中に事故。×2回。
・直接遺跡を破壊した下請業者が倒産。
・台風倒木により現場事務所が破損。
等々。
でも、まあ何とか工期には間に合い、俺たち建築部は引き上げた。
前にCに頼んで遺跡が出土した場所の詳細なデータをくれと頼んだ。
もう退職する人間なら問題は無かろうとCは膨大なデータを渡してくれた。
後日B所長が全てのデータを処分したため、これが残存する唯一の資料と
なった。その直後、依頼退職をした。これは全く持って俺の一方的な都合
なのだが、会社の上役はそう捉えなかったようだ。
誤・コース造成中に出土した古墳らしき遺跡が出土した事だ。
正・コース造成中に古墳らしき遺跡が出土した事だ。
話を聞くと、どうやらB所長に関しての疑惑が浮上してきたそうだ。
「彼の部下になるとかなりの確率で退職していく。土木部の人間だけで
はなく、今回は部署の違う建築部の人間まで退職した(俺の事)。
どう考えてもおかしい。君が退職した本当の理由を聞かせてほしい。」
いたので、私の場合は関係無いでしょう、と力説したのだが、相手は納
得しない。そこで、あの現場に限っては、古墳を壊した祟りではないか?
だから工事が遅延して大変な事になったのでは?と冗談半分に説明。
問われるままに事実を細かく説明。ついでに資料もコピーして送付した。
後日、Cから連絡があった。以下その内容。
・B所長に関連した退職者を人事部が追跡調査。大半が精神疾患が原因
と判明。人事部長が社長に報告。
・取締役会にてB所長の素行調査を決定。
・下請業者に賄賂を要求したり、資材を横流ししたりと悪行が判明。
長が取締役会に呼び出された。どうやら下請業者から報告があったらしい。
・知らぬ存ぜぬを通すも、俺が送った資料が決め手となり(遺跡中央に立
つB所長の写真もあった)、社会的道義性を問われ、処遇決定まで自宅
待機。
い合わせ、自ら墓穴を掘ったそうだ。
・建設会社には現場で遺跡が出土しても保存義務は無いのだが、A建設
は文化庁(当時)が発注する工事も受注しており、文化財保護には神経
質になっていた。
実を知った社長が激怒。会社の名誉を著しく棄損したとしてB所長は懲
戒免職となった。
・B所長は懲戒免職直前に辞表を出すも受理されず退職金は出なかった。
・施主からは、何の報告も無く文化財を破壊したとして叱責されたが、
結局うやむやに。
らずに撤去したのではなく、復元は不可能とはいえ、後日の調査に支障
をきたさないよう詳細な資料を作りました、と釈明。そのおかげかどう
か、A建設に対する問責はナシ。
とされたCは、先見の明があったと一方的に誤解され、一躍英雄扱い。
社長表彰を貰った。いずれ俺にも金一封くらい届くだろうとのこと。
事実、その直後、退職金特別加算額との名目で振り込まれた。
にも相手にされず(そりゃそうだろう)、結局実家に帰ったらしい。
以後は消息不明。
以上。
古墳の祟りなのか、身から出た錆なのか、それとも因果応報なのか、
復讐譚なのか、よく解らない話でした。
実は、まだ続きがある。
俺の退職から15年程経って、A建設は倒産した。
バブルが弾けて資金調達が滞り、新規事業も失敗続きだったそうだ。
事実を知ってる社員は、これも古墳の祟りだと噂していたらしい。