255: 本当にあった怖い名無し 2007/04/23(月) 04:46:38 ID:5c0ndYTqO
学生の頃、ボランティアで子供会(ボーイスカウトみたいな奴)の
子守をやっていました。
これはその時の夏合宿の時の体験談です。
子守をやっていました。
これはその時の夏合宿の時の体験談です。
引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?164
255: 本当にあった怖い名無し 2007/04/23(月) 04:46:38 ID:5c0ndYTqO
学生の頃、ボランティアで子供会(ボーイスカウトみたいな奴)の
子守をやっていました。
これはその時の夏合宿の時の体験談です。
場所は山間の渓谷にある、とあるキャンプ場。
子供会一同は、テント貼り、川遊び、バーベキュー、と定番の内容を
楽しみ、夜を迎えました。
キャンプの夜の定番と言えば、当然肝試しです。
キャンプ場から、川伝いに山道を登っていくと廃寺があり、そこの賽
銭箱の上に置いてある、ミカンを取ってくると言う内容です。
私を含めた子守役(三人)は子供達を脅かす役でしたので、各自が山
道の持ち場に潜んでいました。
私は最も廃寺よりの位置、飛び出して脅かす役です。
続きます。
子守をやっていました。
これはその時の夏合宿の時の体験談です。
場所は山間の渓谷にある、とあるキャンプ場。
子供会一同は、テント貼り、川遊び、バーベキュー、と定番の内容を
楽しみ、夜を迎えました。
キャンプの夜の定番と言えば、当然肝試しです。
キャンプ場から、川伝いに山道を登っていくと廃寺があり、そこの賽
銭箱の上に置いてある、ミカンを取ってくると言う内容です。
私を含めた子守役(三人)は子供達を脅かす役でしたので、各自が山
道の持ち場に潜んでいました。
私は最も廃寺よりの位置、飛び出して脅かす役です。
続きます。
257: 本当にあった怖い名無し 2007/04/23(月) 05:24:55 ID:5c0ndYTqO
続き
月明かりのみで山道の草むらに一人隠れる私。
正直、私も恐いので早く役目を終えたいのですが、いくら待てども
子供達はやって来ません・・
すでに隠れてから三十分がたっています。
いくらなんでも遅すぎる・・私は一回キャンプへ戻ろうかと考え初め
ていました。
その時です、どこからともなくお経が聞こえてきました。
お経?私は疑問に思いましたが、それに続いて山道の下の方からザッ
ザッと近づいてくる足音に気付きました。
最初は子供達か?と思いましたが変です。
やたらに規則正しい歩調、しかも明らかに複数人が列をなしている
軍隊行進のような足音なのです。
私はやっと異常な事態である事に気付きました。
月明かりのみで山道の草むらに一人隠れる私。
正直、私も恐いので早く役目を終えたいのですが、いくら待てども
子供達はやって来ません・・
すでに隠れてから三十分がたっています。
いくらなんでも遅すぎる・・私は一回キャンプへ戻ろうかと考え初め
ていました。
その時です、どこからともなくお経が聞こえてきました。
お経?私は疑問に思いましたが、それに続いて山道の下の方からザッ
ザッと近づいてくる足音に気付きました。
最初は子供達か?と思いましたが変です。
やたらに規則正しい歩調、しかも明らかに複数人が列をなしている
軍隊行進のような足音なのです。
私はやっと異常な事態である事に気付きました。
続く
258: 本当にあった怖い名無し 2007/04/23(月) 06:22:43 ID:5c0ndYTqO
続き
足音はすぐ近くにまで迫ってきていました。
そしてお経も山全体に響く程の大音響になっています。
もう戻れない。
私は息を潜めて草むらに身を隠す事しかできませんでした。
ついに足音は私の潜む草むらのスグ前にまで達しました。
が、どうやら私の存在には気付いていない?ようなのです。
私の前を続々と通過して行くのが解ります。
私は恐る恐る草の隙間から覗いてみました。
そこには、昔の祭りなどで付けるような、獣や人を模したような面?
を装着した、僧侶のような服装の方達がいました。
皆一様にお経を唱え、列を成して廃寺へと向っていくようでした。
正直、私の記憶はここで途絶えています。
次に私が気付いた時は、テントの中です。
私を運んでくれた仲間達によると、私は何故か廃寺の境内に倒れていた
とのことです。
肝試しの方は、最初のグループの子供達がいきなり山道の途中で錯乱
状態のようになった為に、中止にしたとのことでした。
私があの時見たものは、一体何だったのでしょうか。
神々しいような印象すら抱かせる幻想的な体験でした。
足音はすぐ近くにまで迫ってきていました。
そしてお経も山全体に響く程の大音響になっています。
もう戻れない。
私は息を潜めて草むらに身を隠す事しかできませんでした。
ついに足音は私の潜む草むらのスグ前にまで達しました。
が、どうやら私の存在には気付いていない?ようなのです。
私の前を続々と通過して行くのが解ります。
私は恐る恐る草の隙間から覗いてみました。
そこには、昔の祭りなどで付けるような、獣や人を模したような面?
を装着した、僧侶のような服装の方達がいました。
皆一様にお経を唱え、列を成して廃寺へと向っていくようでした。
正直、私の記憶はここで途絶えています。
次に私が気付いた時は、テントの中です。
私を運んでくれた仲間達によると、私は何故か廃寺の境内に倒れていた
とのことです。
肝試しの方は、最初のグループの子供達がいきなり山道の途中で錯乱
状態のようになった為に、中止にしたとのことでした。
私があの時見たものは、一体何だったのでしょうか。
神々しいような印象すら抱かせる幻想的な体験でした。
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