219: 本当にあった怖い名無し 2007/06/29(金) 19:24:10 ID:0HwgPZ+20
ある日、大学に通っていた彼女が言った。
「あや子(彼女の友達。名前は仮)ねぇ、いまダイエットしてんだって」
彼女の友達(あや子)は、エクササイズでダイエットにはまっているらしい。
「で、うまくいってるの?」
「うん、それがね・・・」
体重も体型もいまだに変化ないという。その代わり・・・
「最近何も食べてないみたい。この前会ったら、なんだか上の空で・・・
目の焦点が合ってないのよ。ちょっと心配。」
3日後、あや子ちゃんの母親が実家で亡くなったという。
「あや子(彼女の友達。名前は仮)ねぇ、いまダイエットしてんだって」
彼女の友達(あや子)は、エクササイズでダイエットにはまっているらしい。
「で、うまくいってるの?」
「うん、それがね・・・」
体重も体型もいまだに変化ないという。その代わり・・・
「最近何も食べてないみたい。この前会ったら、なんだか上の空で・・・
目の焦点が合ってないのよ。ちょっと心配。」
3日後、あや子ちゃんの母親が実家で亡くなったという。
引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?168
219: 本当にあった怖い名無し 2007/06/29(金) 19:24:10 ID:0HwgPZ+20
①ある日、大学に通っていた彼女が言った。
「あや子(彼女の友達。名前は仮)ねぇ、いまダイエットしてんだって」
彼女の友達(あや子)は、エクササイズでダイエットにはまっているらしい。
「で、うまくいってるの?」
「うん、それがね・・・」
体重も体型もいまだに変化ないという。その代わり・・・
「最近何も食べてないみたい。この前会ったら、なんだか上の空で・・・
目の焦点が合ってないのよ。ちょっと心配。」
3日後、あや子ちゃんの母親が実家で亡くなったという。
220: 本当にあった怖い名無し 2007/06/29(金) 19:27:16 ID:0HwgPZ+20
②あや子ちゃんの家庭は、母子家庭で母と弟は遠く離れた実家に住んでいた。
母親の遺体には、脳がなかったという。医者もはっきりした死因はわからず、直接的な
原因は、やはり頭蓋骨のなかに脳組織がなかったことだという。頭蓋骨に異常はなく
脳を取り出したような穴なども、見当たらなかった。
その一週間後、あや子ちゃんの弟も亡くなった。同じように脳がなかった。あや子
ちゃん親子たちは大変仲がいいと評判だった。
「あたしね、あや子に関係あると思うの。ねぇ、一緒にあや子の部屋に来てく
れない?」
母親の遺体には、脳がなかったという。医者もはっきりした死因はわからず、直接的な
原因は、やはり頭蓋骨のなかに脳組織がなかったことだという。頭蓋骨に異常はなく
脳を取り出したような穴なども、見当たらなかった。
その一週間後、あや子ちゃんの弟も亡くなった。同じように脳がなかった。あや子
ちゃん親子たちは大変仲がいいと評判だった。
「あたしね、あや子に関係あると思うの。ねぇ、一緒にあや子の部屋に来てく
れない?」
221: 本当にあった怖い名無し 2007/06/29(金) 19:28:19 ID:0HwgPZ+20
③そう言われてあまり乗り気がしなかった。彼女はちょっとおせっかいなうえ、
関わることといったら、決まって呪いとか心霊とかそういうたぐいなのだ。
彼女はそういうのに詳しいし、何度か友達を助けてきた。たぶん今回のも呪いか何かだと
踏んだのだろう。心細いので、タケシ(おれの友達、仮)を呼んで一緒にあや子ちゃん
の部屋に行った。あや子ちゃんは確かに、目が死んだようだった。無理もない、愛する
家族が立て続けに死んだのだ。部屋に入ると、テレビにエクササイズをしている男女の
映像が映っていた。
通販DVDで、それを見ながらエクササイズをすると痩せる、といったものだった。
通販ものに珍しく、たいていそういうのは外国人が映っているものだが、アジア系の
男女が踊っていた。その映像をみたとたん、彼女が叫んだ。
関わることといったら、決まって呪いとか心霊とかそういうたぐいなのだ。
彼女はそういうのに詳しいし、何度か友達を助けてきた。たぶん今回のも呪いか何かだと
踏んだのだろう。心細いので、タケシ(おれの友達、仮)を呼んで一緒にあや子ちゃん
の部屋に行った。あや子ちゃんは確かに、目が死んだようだった。無理もない、愛する
家族が立て続けに死んだのだ。部屋に入ると、テレビにエクササイズをしている男女の
映像が映っていた。
通販DVDで、それを見ながらエクササイズをすると痩せる、といったものだった。
通販ものに珍しく、たいていそういうのは外国人が映っているものだが、アジア系の
男女が踊っていた。その映像をみたとたん、彼女が叫んだ。
222: 本当にあった怖い名無し 2007/06/29(金) 19:29:36 ID:0HwgPZ+20
④「ちょっと!あや子!なんなのよコレ!?」
彼女の動揺は半端じゃなかった。DVDをデッキから取り出し、みんなの目の前で
ディスクを割ってしまった。
「おい!何すんだよ!」
そのあと彼女を何とか落ち着かせて、話を聞くと、あのエクササイズはある儀式の踊り
なのだという。彼女は言った。
「・・・話だけでは知ってたんだけど、初めて見たわ。あれって、言ってみれば呪い
のたぐいなのよ。映像で床に大きな丸とマークがあったでしょ?アレ、魔方陣みたい
なものなの。人を呪い殺すものなの。しかも自分が一番大切に思っている人を・・・。
コレ、危険よ。」
彼女の動揺は半端じゃなかった。DVDをデッキから取り出し、みんなの目の前で
ディスクを割ってしまった。
「おい!何すんだよ!」
そのあと彼女を何とか落ち着かせて、話を聞くと、あのエクササイズはある儀式の踊り
なのだという。彼女は言った。
「・・・話だけでは知ってたんだけど、初めて見たわ。あれって、言ってみれば呪い
のたぐいなのよ。映像で床に大きな丸とマークがあったでしょ?アレ、魔方陣みたい
なものなの。人を呪い殺すものなの。しかも自分が一番大切に思っている人を・・・。
コレ、危険よ。」
223: 本当にあった怖い名無し 2007/06/29(金) 19:31:32 ID:0HwgPZ+20
⑤あや子ちゃんは、知らずにDVDを購入し、知らずに呪いを行わされていたわけだ。
しかも、呪う対象は、愛する自分の母と弟・・・。
「は“あぁぁぁぁぁぁっっつつつ!」 あや子ちゃんが突然絶叫し、泡を吹いて
その場に倒れた。病院に運ばれたが、即死だった。遺体解剖の結果、彼女の胃と腸から
ヒトの脳組織が発見された。
しかも、呪う対象は、愛する自分の母と弟・・・。
「は“あぁぁぁぁぁぁっっつつつ!」 あや子ちゃんが突然絶叫し、泡を吹いて
その場に倒れた。病院に運ばれたが、即死だった。遺体解剖の結果、彼女の胃と腸から
ヒトの脳組織が発見された。
224: 本当にあった怖い名無し 2007/06/29(金) 19:35:05 ID:0HwgPZ+20
⑥~後日談~
あのDVDを見つけた。しかも、彼女の棚から。ジャケットは違うものに変えられていて、
簡単に見つからないようになっていた。おれは彼女に問い詰めた。
「なんでお前が持ってんだよ!?」
「最近はじめたの。ダイエット。DVD、買っちゃった。」
映像は、踊っている人物と床のマークが違うものの、踊りはほとんど同じだった。
「コレ、お前が危険だって言ってたやつじゃんか!」
「え、そう?気づかなかった・・・」
彼女は少し上の空だった。ソワソワしだし、嘘をついているとわかった。
「お前・・・まさかコレ見て踊ってないよな・・・?」
あのDVDを見つけた。しかも、彼女の棚から。ジャケットは違うものに変えられていて、
簡単に見つからないようになっていた。おれは彼女に問い詰めた。
「なんでお前が持ってんだよ!?」
「最近はじめたの。ダイエット。DVD、買っちゃった。」
映像は、踊っている人物と床のマークが違うものの、踊りはほとんど同じだった。
「コレ、お前が危険だって言ってたやつじゃんか!」
「え、そう?気づかなかった・・・」
彼女は少し上の空だった。ソワソワしだし、嘘をついているとわかった。
「お前・・・まさかコレ見て踊ってないよな・・・?」
225: 本当にあった怖い名無し 2007/06/29(金) 19:37:55 ID:0HwgPZ+20
⑦なぜ彼女が持っているのか、いったい何のDVDなのか、しつこく問い詰めると、
彼女は言った。
「怒らないでね・・・ここにあるのは違うやつなの。あや子のとは違って、自分が
嫌いになった人間を呪い殺すものなの。」
とつぜん携帯が鳴った。おれの携帯だ。
「おい!大変だ。」 友達からだ。
「タカシが死んだ!あんなに昨日まで元気だったのに!」
頭が・・・白くなった。彼女がうつむいて言った。
「ごめんね、黙ってたけど、タカシくんと浮気してた。でも、あたしは遊びだったのに
あいつったらしつこくてさ。嫌いなのよ、しつこい人って。」
彼女は言った。
「怒らないでね・・・ここにあるのは違うやつなの。あや子のとは違って、自分が
嫌いになった人間を呪い殺すものなの。」
とつぜん携帯が鳴った。おれの携帯だ。
「おい!大変だ。」 友達からだ。
「タカシが死んだ!あんなに昨日まで元気だったのに!」
頭が・・・白くなった。彼女がうつむいて言った。
「ごめんね、黙ってたけど、タカシくんと浮気してた。でも、あたしは遊びだったのに
あいつったらしつこくてさ。嫌いなのよ、しつこい人って。」
226: 本当にあった怖い名無し 2007/06/29(金) 19:39:21 ID:0HwgPZ+20
⑧「お前・・・まさかタカシを」
「う、ごめん・・・」 彼女は手で口を押さえながら、小さくゲップをした。
臭いが漂ってくる。胃から臭う異様な、腐ったようなニオイ。
「あたしを許して。許して。・・・ちゃんと一番好きなのは、あなただから。」
ふと彼女ごしに、向こうの机に目がいった。あや子ちゃんが持っていたDVDの
ジャケットがある。一番大切な人間を呪い殺す・・・。
「う、ごめん・・・」 彼女は手で口を押さえながら、小さくゲップをした。
臭いが漂ってくる。胃から臭う異様な、腐ったようなニオイ。
「あたしを許して。許して。・・・ちゃんと一番好きなのは、あなただから。」
ふと彼女ごしに、向こうの机に目がいった。あや子ちゃんが持っていたDVDの
ジャケットがある。一番大切な人間を呪い殺す・・・。
彼女はニッコリと笑った。目が、焦点が合っていなかった。
これからおれは、どうすればいいんだろう。
さっきファミレスのトイレ行ったらさwwwwwwwwwwwwww
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