その日、私は帰宅するために山道を車で走っていました。
地理の詳細は略きますが、伊豆のある峠を越える山道です。
仕事が長引いたせいで時刻は深夜2・3時くらいだったとおもいます。
引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?173
その日、私は帰宅するために山道を車で走っていました。
地理の詳細は略きますが、伊豆のある峠を越える山道です。
仕事が長引いたせいで時刻は深夜2・3時くらいだったとおもいます。
時間帯のせいか、私の車以外その山道を利用する方はいませんでした。
都会の方からしてみれば、周囲は恐怖を抱くほどの闇だと思われますが、田舎育ちの私にとっては変哲もないもので、何の感情も抱かずに車を走らせていました。
峠には料金所があるのですが、その当時、22時を過ぎると係員がはけてそこは無人となります。
もちろん、ガードは上げられて、料金所は素通りできるわけです。
そろそろ峠だな、と思うと、道の先に上記の料金所の明かりが見えてきました。
目視できる距離まで料金所が近づいたとき、私はその付近の反対車線に何かが集まっていることに気が付きました。
車が料金所に近づくにつれて、どうもそれが獣ではないかと見当がつきはじめました。
イノブタ等は日常的に出没するからです。
しかし更に近づいてみて私は驚いてしまいました。
それは真っ白なのです。
私は、料金所で車を止めて車内からそれをよく見ようとしました。
真っ白な毛に覆われたそれはやはり獣のようなのです。
記憶が確かなら4・5頭で、料金所の反対車線、その電灯の真下に群れていました。
もっと良く見ようと車を進めると、獣?の数頭がこちらをむきました。
目も真っ白なのです。
私は、その相眸を目の当たりにした瞬間、尋常ならぬ恐怖を感じ、もうスピードで逃げ出しました。
バックミラーを見ると、幸いなことに獣達は私を追うことなく、ミラーの中で徐々に小さくなっていきました。
今だにあれが何だったのか分かりません。
因みにその付近は曰く付きの場所ではありません。
さっきファミレスのトイレ行ったらさwwwwwwwwwwwwww
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