怖い話

【不気味な話】謎の不在着信

220: 本当にあった怖い名無し 2014/10/22(水) 10:23:13.40 ID:2Pad6OH50
朝からスマホに着信お知らせのランプが点いている。
20141022a
確認すると、着信時刻は昨夜22:23。確実に起きていた時間だし、
それ以降もスマホを触ってる。もしかしたらその時刻も触ってたかも知れない。
不思議な事もあるもんだ。通知不可能という発信元も気になったけれど、
過去にも会社の固定電話からの場合、そうなる回線もあるって知ってたから、
間違い電話のたぐいだと気にしなかった。
それから毎日、朝になると着信お知らせのランプが点いてる。時刻も同じ22:23。
気持ち悪いけど、呼び出し音もならない訳だから、どうにも出来ない。
そうこうしてる内に、一週間が過ぎた。

 

 

221: 本当にあった怖い名無し 2014/10/22(水) 10:24:14.79 ID:2Pad6OH50

そして、少しだけ変化があった。22:23に一瞬だけ着信画面に
なりかけて消える。
それからさらに一週間、呼び出し時間が少しずつ伸びているんだろう、
一瞬だけ着信画面が出るようになった。ただし、取れるか取れないかの
微妙なタイミングで切れる。
そして、ついにその日はやってきた。スマホの画面とにらめっこしながら、
22:23を待つ。通話のタップ位置に指を構え、着信を待つ。
準備していた甲斐があって、ついに電話は繋がった。
若い女性のかすかな声「ともくん…ともくん…」
女「痛いよぉ…迎えに来てよぉ…」
俺「あの、多分間違い電話だと思いますけど…」
女「…ともくんじゃないの?」
俺「いや、違いますね。野村って言います」
女「すいません…間違えました…」

それきり、夜の不在着信は無くなった。
それにしても、約三週間コールし続けたあの女性は、
どんな状況だったんだろうか?

 

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