中国南西部の熱帯雨林で見つかった成体のメスのクモ。木の葉に擬態するクモが発見されたのは初めてだという。(PHOTOGRAPH BY MATJAZ KUNTNER)
ある夜、クモ学者のマティヤジュ・クントネル氏が登山用ヘッドライトをつけて中国雲南省の熱帯雨林を歩いていると、1本のクモの糸が照らし出された。
それ自体は驚くようなことではない。しかし、木の枝から伸びた糸の先にぶら下がった葉っぱが彼の注意をひいた。近寄ってよく見てみると、彼が木の葉だと思ったものの1つが実際にはクモであることが分かった。
「クモの巣があるところにはクモがいるのは当たり前です」
と、米国のスミソニアン研究所とスロベニアの進化動物学研究所に所属するクントネル氏は言う。
「けれどもこのクモには本当に驚かされました」
木の葉の間に隠れるクモ。木の葉に擬態するこのクモは新種と考えられている(PHOTOGRAPH BY MATJAZ KUNTNER)。
クモ学の専門誌「Journal of Arachnology」で、氏はこの発見を報告した。
その論文によると、このクモは丸い網を張るコガネグモ科のゲホウグモの仲間で、糸を使って木の枝から枯れ葉をぶら下げ、その枝の間に身を隠すという。
クモがそんなことをする理由はまだ分からないが、捕食者から隠れたり獲物に忍び寄ったりするためではないかと推測している。
木の葉に擬態する種が発見されたのはこれが初めてで、クントネル氏らは、新種のクモを発見したのではないかと考えている。
動物たちは、捕食者や獲物から身を隠すために無数の方法を進化させてきた。
動物の隠蔽的擬態には、自分の姿を見えにくくする場合と、捕食者が関心を持たないほかのものに変装する場合がある。
「前者の擬態は感覚を欺き、後者は脳を騙すのです」
と、英ニューカッスル大学で擬態を研究している昆虫学者のジョン・スケルホーン氏は説明する。
木の葉への擬態は、特に節足動物やその他の小型動物に多い。
例えばコノハチョウは、カビによる斑点に至るまで枯れ葉にそっくりだ。
スケルホーン氏によれば,擬態は、自分と同じようなものが周囲にあるほど成功する可能性が高くなるという。
木の葉に擬態するクモにとっても同じである。
このクモは、地面に落ちている枯れ葉を木の枝まで運び上げて、自分の身を隠すのに利用しているようだ。
このクモの腹部は木の葉のような涙型をしていて、背側は青葉のような緑色、腹側は枯れ葉のような茶色をしている上、柄の葉脈に似た構造まである。
「これまで発見されなかったのは、あまりにも見事な擬態のせいでしょう。専門家が数人がかりで探したのに、ほとんど採集できませんでした」
とクントネル氏。
木の葉に擬態しているのは、捕食者の関心をひかないようにするためかもしれない。(PHOTOGRAPH BY MATJAZ KUNTNER)
研究チームは、このクモを2匹しか発見できなかった。
夜のハイキングで最初に見つけた成体のメスと、その数日後に見つけた若い個体だけだ。
予備的に得た遺伝データから、この2つの標本は新種であると考えられるが、それを確認するためにはさらなる研究が必要だ。
こんなふうにして人目を避けている生物が、あなたの周りにもまだまだいるのかもしれない。
ソース元:NATIONAL GEOGRAPHIC
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/111800443/
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>>1
新種っていうか
コレじゃね?
http://avimania.exblog.jp/20264225/
>>1
シッポが生えとるがなw
ダニっぽい
うひゃー、気持ちわりーよこれw
ゲホウグモで画像検索するとなかなかのつわものぞろい
>>6
なるほど、ゲホウグモとしてはそんなに奇抜じゃ無いんだ。
うわっ!、想像を超えてたw
閲覧注意って書いて欲しかった。
驚いた。気持ち悪い。
クモニキなんでいっつもキモさ極めてまうん?(失禁しながら)
>>34
いや!キモいよ
>>34 昆虫の頭に擬態してるのか。かっこいい!
干してストラップにしたい
これは物体X!
人類オワタ。
なかなかのエイリアンぷりだw
虫の擬態ってのは、なにを元に作り上げているんだろう?
知能もないのに、身体が勝手につくるのか??
>>15
昆虫に知能が無いとかお前の勝手な
思い込み!
お前より優秀なのは確かだw
>>15
虫って実は恒星間の渡りをする生物なんだよ。
地球はもう侵略されてるんだ。
>>15
擬態て、
葉っぱとか枝とかに似た虫が他の天敵に見つかりにくいから、生き残る
生き残った虫どおしが子供作るから、更に似てくる
これの長い繰り返しでしょ
虫自体が、寄せにいってるわけでは
ないはず
>>15
変異はランダムに起きる
それを鳥が「選別」する(ちょっとでも葉っぱに似てないものは食べられてしまう)
いわば人間が犬を品種改良して都合のいい生物に作り替えるように
鳥が虫を品種改良してるようなもんだ
しかも犬はせいぜい数十世代だが虫は何万世代もの間
>>15
ダーウィン理論的にはまったくの偶然の積み重ねなんだよね。
虫は世代交代が激しいので比較的短期間で進化しちゃう(自然選択が進んじゃう)のかもね。
尻尾の捻り具合とかヤバイな…
虫って環境汚染ですぐに異形化するよねー
ベルセルクで出てくるレベル
>>24
俺も思った
先っぽにある葉柄みたいなのも体の一部なのか。
思ってた以上にエイリアンだった
凄い形だな。イエグモの可愛らしさとは一線を画すな
どこが頭でどこがお腹なんだか・・・
進化って奥深いね
これは凄いな
脚どっから生えてんだよ
本来のクモの形から何がどうしてどうなってるのか最早さっぱり(白目)
クモに見えない
これはキモすぎる
アシダカグモのキモさを超えたかも
想定外の奇抜さだったw
こびとづかんでこんなの見た
想像と違った
デカくないことを願いたい
高尾山の宇宙グモみたいのかと思ったら、
想像以上のクリーチャーだった
クモみたいなエイリアンじゃないのかよ
て言うかエイリアン見たことないのになんでエイリアンに似てるってわかるんだ?
と書きに来たらほんとにエイリアンみたいなクモだった