海神の怒りにあって波が荒れ船が進めないときに海に身を投げてその怒りを鎮めた
場所は走水の海で現在の浦賀水道
面白いことに三浦半島の大浦山洞窟遺跡で弥生時代中期の人骨が発見されたが
骨には刃物で肉をそいだ跡があり、人肉食の風習があったことが疑われている
もしかしたら荒波を鎮めるための儀式的なものである可能性もあるかも
「三浦洞窟人バラバラ死体のミステリー」
http://homepage2.nifty.com/raputar/kansama1-4.htm
石垣島だろ。
この島では、埋葬後3年目に遺体を掘り出して洗骨する風習があった。
洗骨しないと次の死者が埋葬できないしきたりだったので、
次の死者が出ると、埋めて数か月の生々しい遺体でも掘り起こし、
包丁や鎌で腐乱した肉をそぎ落として、薄めた酒で骨を洗ったそうだ。
これらは、すべて島の女たちの役目。
女には、呪術的で神聖な力が宿っていると信じられていたんだね。
昭和の初め、この光景を目撃したことのある島の老翁が学者の聞きとり調査に応え、
「その残忍さと死臭は目をおおわんばかりに凄惨を極めた」と語っている。
が、遺体を分断する風習は琉球に限らず、古くは日本各地にあったようだ。
目的は、主に悪霊祓い。
地方名を出すのは控えるが、妊婦が分娩中に死亡すると、
村の老婆が死亡した妊婦の腹を鎌で裂いて胎児を取り出し、
妊婦と胎児をバラバラに裁断して葬る(地域によっては野山に撒く)ところもあった。
古代の日本では、物を斬り裂くことも、人間を葬ることも、同じく「ハフリ」と呼ばれた。
悪霊封じのために遺体を分断して埋めることは、
一種の宗教的儀式、あるいは呪術として広く行われていたらしい。
>>101のバラバラ死体も、人肉食よりハフリの可能性のほうが高いように思う。
三回忌や七回忌にまとめて洗骨するようになったのは、明治以降だと思う。
明治初年頃までは>>112の方法が取られていた、という地元民の証言がある。
西洋の魔女狩りにも見られる、この「女性の神秘性」ってすごく興味深い
何故女性なんだろう?子供を産むから?その種を産むのは男性だが?
何故なんだろう、興味深い
これについての研究や論文を知ってる方がいたら是非教えて下さい
日本で純潔といえば童貞で、(少なくともキリスト教以前は)欧州だと処女なのが興味深い。
ウィキペディアの少年愛の項目とかを見ると戦国武将で男色でないのは秀吉くらいだし、
明治初頭までは女との交際に走る者を軟派と蔑んで呼んでいたらしい。
>>173
大変興味深く面白かったです、ありがとうございます!
ただ…「何故女性が特別?」という点は歴史的事実だけからでは窺い知れませんね
元を辿れば人が作り上げた神話に拠るものであり、宗教観そのものであるから
これはオカルトというより人類学的な見地から考察すべきものなのかもしれませんね
>>175
> 日本で純潔といえば童貞で、(少なくともキリスト教以前は)欧州だと処女なのが興味深い。
童貞が純潔とされるのは現代人からしたら失笑ものであるが、性行為を穢れとするならばそれは処女と等しいので当然ですよね
> 明治初頭までは女との交際に走る者を軟派と蔑んで呼んでいたらしい。
これもそうだけど、そもそも種を存続繁栄させる生物の根源であるセックスを、穢れと見る宗教観が本当に謎です
多分自分の知りたい事は元を辿れば、何故多くの宗教観においてセックスが穢れやタブーとされるのか(それは生物の根源的本能と真逆なのに)という事なんだと思いました
セックスが多くの人類にとってタブー視されなければ、そこに性別差は生まれなかったかもしれませんから(ここで言う性別差とは、オカルト的に女性性が特別視された事に
対するものであって、男性の方が力・体力共に上だから女性より優れている、といった性差別とは別物です)やはり、人類学が先なのかもしれません
もしかしたら、人々が共同体を形成し出した太古の昔から、男性は力体力ともに女性よりも優れた事から、現代と同じように性差別があり
力体力が男性より劣る分、女性は霊力を持っていてそれは男性よりも優れていると思い込ませたフェミニスト女性による一種のプロパガンダ的なものが始まりだったのかもしれない
とすると、人類学だけでなく社会学にも及ぶのかもしれない
オカルトから離れてしまいそうなのでこの辺にしてまた自分なりに調べます
ありがとうございました
もっともっと原始的な信仰では女性(母性)を信仰しているものが多いと思うけど?
生命を産み出す事を神聖視されていて尊敬されていたでしょう。
神道的な方面では女性が毎月血を流す事が不浄観に繋がり、と読んだけど。
フェミ、プロパガンダ、なんて、成り立ちを考慮したら随分新しい発想と云う気がしますが。
モチロン後付けでそう云う事を宗教に乗せて政治的利用されて来たのが人類の歴史だけどもねぇ…さすがに『始まり』と云うには新興宗教過ぎないかい?
神道にも縄文時代から続く神事があるが、その神事だと男根つまり男が豊穣のシンボル。
田縣神社の豊年祭
金清神社の遺跡からは縄文時代の祭儀用の石器で、男性の象徴をかたどった石棒が800点も発掘
www.circam.jp/kobore/detail/id=2969
野坂昭如の小説思い出した。
豊作を祈っていちもつを晒して百姓が田んぼの泥の中を転げ回る祭とか。
そして、田んぼと言えば、冬の間に間引きして捨てた嬰児が
春になって雪がとけるとあちこちの田んぼに転がってるけど、
肥料として鍬で土に鋤込まれるとか、なかなかハードだったなあ。
日本古代呪術 吉野裕子著が詳しいよ。
割愛するけど、要点は「女陰は入れて出す呪力」があるってこと。
招かれた客であろうと、招かざる客であろうと入ってしまったモノを
押し出す(精子が入って胎内で子を育ち、出産の模倣なんだけど、
なぜか、っていうのは古代思想からっていうのはちゃんと本で説明してある)
という呪力は最高の呪詛だった。
ニニギがアマノウズメをともなって地上に降りようとした時、サルタビコが
待ち構えていて、ウズメが陰部を丸出しにした、というのも「押し出す力」の呪詛。
サルタビコを追っ払う呪詛だね。その後、素直に道案内するし。
アマテラスが岩戸に閉じこもった時も、ウズメは陰部をあらわにして裸踊りをした
というのもアマテラスを岩戸から押し出す呪詛。