俺がまだ消防だった時、父親(すでに離婚した)と飯食いに行ったんだ。
で、どんとダムって知ってる?兵庫にあるダムなんだけど
そこにいくつか短いトンネルがあるわけよ
怖いか怖くないかは人それぞれだから知らんけど
俺がまだ消防だった時、父親(すでに離婚した)と飯食いに行ったんだ。
で、どんとダムって知ってる?兵庫にあるダムなんだけど
そこにいくつか短いトンネルがあるわけよ
でトンネルの手前で俺が小便したくなったわけよ
父親は我慢しろって言ったんだけど
どうしようもなくなってここでしろってトンネルの手前の脇道?
みたいなところに車を止めて俺を茂みに連れてった。
で、小便して車に帰ろうとしたらさ
こう「アハハハハ」みたいな5歳ぐらいの女の子の声が聞こえてきた
怖い感じじゃなくて現実味のある普通の声でさ
父親は聞こえてないらしく俺は父親に話してみた
けど、まあ信じてもらえないわけよ
でその日はそのまま帰ったんだ。
そして、1年くらいたったある休日に父親が釣りに行こうって誘ってきたわけ。
俺としたら友達と遊んでる方が楽しいんだけど
誕生日も近くて機嫌とっとかないとみたいに現代っ子なりに考えたんだ
どこで釣るかというと例のダムなんだな、これが。
であそこの近くってPAっぽいのあるじゃん。
よくバイクとか止まってるとこ
でそこに止めて行こうかってなったけど
父親が恥ずかしいっていいだしてさ
まぁまわりはカッコいいバイクに乗ったカッコいいお兄さんばっかりで
コッチは父親と連れで釣り具もったダサダサ親子なわけだし
俺も恥ずかしかったんで違うところに止めようってなったのよ。
で、どこかというとトンネルの前の林の中
1年ほど前に声が聞こえたあの脇道だった
そこは脇に車を止める簡易駐車場?みたいなところがあってさ
そこに止めて脇道の茂みの中入っていったわけ
途中でエロ本とか見つけて親父と興奮しながら行ったわけよ
でも、いきなり素人がルアーとかつけて釣れるわけないし
んでボウズで帰っていったわけよ
帰りはわりと暗くて母さんに怒られる前に帰ろうwとかいって
急いでたらさ、聞こえてきたんだよ。女の子の声が。
「アハハハハハハハ」てずっと言ってんの で、
父親に怖い怖いって言ってたらドンドン大きくなってくるんだよ
声が・・・
「アハハハハハハハハアハハハハハハハ」 みたいに長くなって近づいてきてるみたいで、 でも声は普通なんだよ。普通の小さい子がだすような声でさ
そこら辺から父親にも聞こえてくるようになってさ
でも、父親は大人 「子供が迷ってるかも知れん」 と探しに行こうとする。
必死に止める俺。 父親はさっき聞こえだしたから知らなかったんだ
どんどん声が近づいてることに。
で「アハハハハハハハハハハアハハハハハハハハアハ!!!!!」
みたいな一際大きくて長い笑い声が聞こえてからその笑い声が消えたわけよ。
俺も良かった~とか思ってさっさと車行こう!
って父親説得して (ここら辺の記憶が曖昧。たぶん、母さんが怒るとか言ったんだと思う) で、車に向かって歩きだしたら短く
「アハハ」って笑い声が聞こえたんだ 後ろから。
で、ホラーのようにゆっくり振り向くわけがない。
反射的にバッって後ろ見たら黄色いアマガッパ着た5歳くらいの女の子が立ってて俺怖くて動けなかった。
でも父親は「どうしたの~こんなところで?迷子?お母さんは?」 って大人な対応。
顔はゴツいのに子供は好きな我が元父上 そしたら急に女の子がすごいデカイ声で笑いだして父親もこれはまずい!と本能で分かったのかな。
動けない俺を半分抱きかかえるようにしてすごい早さで逃げ出したんだ
そしたら向こうが追ってくんの父親は前向いてるからわかんないけど
おれは抱きかかえられてるから女の子もろに見ちゃうわけ
ずっと俺の目を見て笑ってやがんの 「アハハハハハハ」ってですぐさま父親が車に飛び乗って(鍵は助手席が空いてた)
エンジンかけて車だそうとすんのよでも、向こうが追いついてきて 窓にバン!ってぶつかって張り付いて俺を見てくるんだ
正直、トラウマになった。
でも父親はすぐさま車をだして逃げた。
でスピード違反で警察に捕まって切符きられて帰った