だが、少し行ったところで急にお腹がキリキリと痛みだした
いつもなら立ち漕ぎで行けるのに、痛みのせいで座って漕いでいないと進めない状況だった
ある信号のない交差点に近づいたとき
前方から車が来ているのが見え、左側からきた車は交差点で停車し、右からも離れた位置から車がきたのが確認できた
俺は、自身が左側通行してる道路が優先だったため左右の車が停まったらスピードを出して、前方からくる車と一緒に
交差点を通過しようと思い、座り漕ぎのままさらに交差点に近づいた
しかし、右からきた車がスピードを落とさず、そのまま交差点にさしかかった
俺はそれを見た瞬間、あ、これぶつかるなと確信し、いつでも止まれるようブレーキをかけつつ交差点に向かった
その瞬間、「ガシャァァァァン!」と俺の前方からきた車と接触
右から少し早く交差点に入ったいた車は運転席側をその車にぶつけられ
俺の数メートル先に設置されていた標識に「ガシャァァァァン!」とフロントから突っ込んだ
俺はスピードを落としていたため、その標識に車が突っ込んだ後その交差点につき
申し訳ないが遅刻しないようにその場を立ち去った
事故を見た後はお腹の痛みなどはじめから無かったかのように調子が良く、いつもどおり立ち漕ぎができた
もしあの時、お腹が痛くなっていなかったらと思うと怖い気持ちになった
しかも、右からの車が交差点に入る瞬間からやけに冷静にそして、普段以上に周りの状況を認識できていて
不思議な気持ちにさせられた