【怖い話】登山服のおじさん

135: 本当にあった怖い名無し 2012/03/17(土) 06:47:35.63 ID:deBhIRQFO

里帰りしてきた姉ちゃんが、昨日話してくれた話。

20150515a

10: 本当にあった怖い名無し 11:53:10 ID:2OFw7Ibf0


姉ちゃんは、俺がビビりと信じて疑わなくて、色々怖い話をしてくる。
大概実体験。
うちは、古くから曰く付きの家で、女ばかり霊感が強い。
だから、俺は幽霊とか見たことないんだが、姉ちゃんは
昔から変わっていた。
姉ちゃんが、友達と大学裏の山に肝試しに行くことに
したらしい。
そこは、徒歩で20分も歩けば山頂に着き、小さな神社と
茶屋がある。
茶屋の団子が旨いから、大学サボっては登山して食べに
行っていたそうだ。
夕方、大学に女ばかり五人集まって、登り始めた。

小さくても山だ、参道の階段以外は、普通に鬱蒼とした森。
日は完全に落ちて、真っ暗な中、姉自慢の百ルーメンの
ライトを頼りに歩いた。
半分も行くと、町の明かりが遥か下に見えて、綺麗だったそうだ。
みんなで「夜景綺麗だねー」なんて言ってたら、
「君たち」
おっさんの声がした。
全員ぎょっとして、声がした方を見ると、参道の脇の森から、
登山服の中年のおっさんが現れた。

 

 

 

137: 本当にあった怖い名無し 2012/03/17(土) 06:49:51.69 ID:deBhIRQFO

「君たち、今日はお祭りかい?」
「違うよ。おじさん、ここで何してるの?」
姉ちゃんが尋ねた。
「賑やかだからね、おじさんお祭りかと思ったよ。おじさんかい?おじさんは…」
おっさんは、ぼんやりと町を見下ろしていた。
姉ちゃん達は、お化けかと思ったが、普通におっさんが
透けてないから安心したらしい。
「おじさん、皆と山を登ったんだけど、落ちちゃったんだ」
「気付いたら、寝てたみたいでね、賑やかだからここまで
来たんだよ」
「おじさん、帰ろうかな…」
少し言動に不気味さを感じて、ガールズは黙った。
しかし、細かいことは気にしない姉ちゃんは、
「おじさん、怪我してないの?」
と、普通に話しかけた。
「え?あれ、平気だなぁ」
「良かったじゃん!じゃあ、私、照らしてあげるから
気をつけて下りなよ。今度は落ちないでね」
と、冗談まで言って。
おっさんも、軽く笑って降りていった。
皆で見送り、山頂まで行ったが、お化けは出なかったそうだ。
って話を、母さんにしたんだと。
そしたら、母さんが、
「それ、○○山でしょ?私の友達も、そのおじさんに会ったって」
とか言い出して。
おじさん、やっぱり同じような事言って、山下るんだってさ。
同じ場所だった。
「あれ、おっさん普通に会話するから、全然分かんなかった
よね。皆見たし」
姉ちゃん、そう言って
「じゃ、行こうか」
って、車の鍵出して見せるから、昨日は怖かったよ。
結局、車に乗せられたけどね。
行き先は、コンビニで、なんか色々買わされたけどね。
昔から変わっていた姉ちゃんだけど、未だに相変わらず
みたいだわ。

 



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コメント欄
  1. 怖い話の名無しさん より:

    いいおじさんだな
    自分のようなことにならないように
    同じ場所で毎日注意を促しているんだろう
    成仏しないでほしい

  2. 怖い話の名無しさん より:

    ※1
    成仏するなって…君 ヒドいこと言うね

  3. 怖い話の名無しさん より:

    皆揃って霊体験って絶対忘れない思い出の登山だね

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