怖い話

【怖い話】近所の沼

601: 本当にあった怖い名無し 2015/04/13(月) 23:42:51.52 ID:yRYffyeJ0.net

時間も時間なので投稿してみよう
怖いかどうかは微妙かもしれない。

20150414a

 

 

「近所の沼」

これは僕の家の近くにある沼の話です。
その沼は近くに神社、お墓があるという絶妙な場所にあります。
昔から色々な噂が絶えず、
「あそこは底なし沼」
「あの沼にはカッパがいる」
「沼の近くに有る女性の蔵の前で10回回転すると嘔吐する
or死ぬ」など不吉な噂が耐えませんでした。
それゆえ、おばあさんには「絶対に近づくな!」と何度も
言い聞かされていました。

しかしそう言われると近づきたくなるのが子供です。
僕は友達と学校帰りに毎日その沼に寄っては魚を見て
遊んでました。

この友達ってのが中々度胸があると言うか若干頭が
おかしいというか・・・。
機会があれば紹介したい話ですが山の中の墓地集合場に
迷い込んだ時にたまたま見つけた蔵の
鍵を開けて御札がびっしり貼ってあったドアを開けるぐらいの
肝の持ち主です「その後僕らはエラい目に合いますw。

で「沼」の話に戻します

 

 

602: 本当にあった怖い名無し 2015/04/14(火) 00:01:18.91 ID:Jnwmd+Z80.net

以下、続きです

僕とその友人は結構・・・と言うかかなりの悪友で近づくなと
言われても毎週土曜には午前中から沼で遊んでました。

で、ある日日が暮れるまで遊んで見ようと言う話になりました。
子供にしてみれば神社やお墓や沼なんて良い
アスレチック場です。
あっと言う間に日がくれ始めます。

暗くなったので帰ろうとしたら沼から「ドボンッ」と大きな石でも
投げたかのような音がしました。

僕は「魚・・・だよね」と言いましたが友人は「多分、、、違う」と
言います。

僕は一気に血の気が引きすぐに帰りたくなりました。
そしたら友人が「今のがなにか知りたい?」と言います。
正直知りたくありませんが僕は「・・・うん」と言いました。

「じゃあもう少し暗くなるまで待とう」と友人は言いました

 

603: 本当にあった怖い名無し 2015/04/14(火) 00:23:41.80 ID:Jnwmd+Z80.net

完全に日が暮れ夜になりました。

その間僕と友人はずっと沼を眺めてました。
魚が跳ねて「チャポン」
しかしそんな音の中に「ドボンッ」と大きな音が数回。
しかしずっと眺めてたら気付きたくない物に気付いて
しまいました。
「ドボンッ」と音がなり、水しぶきが上がる時、水が上に
引っ張られてるのです。
よく、お風呂で湯に浸かってる手を思いっきり引き上げると
湯が手にくっついてきますよね。あれと同じ感じです。

そして「ドボンッ」の回数も多くなりふ不意に友人が
「腕だよ。」
と言いました。

僕「腕?」
友人「腕。ここで自殺したのか捨てられたのか・・・。
登って来れないんだろうね。
腕を水から思いっきり出せたところで
掴むものが無ければまた水に戻るだけ。
それが叩きつけられてるんだよ」
僕「溺れてるならバシャバシャってなるんじゃない?」
友人「溺れてるなら・・・ね。どっちにせよ、アレは良いもの
じゃないよ。もがいてると言うよりは怨んでる。
そろそろ君も見えるんじゃないの?」

暗いので何とも言えませんがその話を聞かされたせいも
有るのでしょう。「ドボンッ」と音がなるとき確かに見えました。
沼の水から這い出てまた水に叩き付けられる青白い「腕」が。

今から思えばこの頃からですかね。
僕とこの友人二人で罰当たりなことをしては怖い目に
あっていたのは。

今でも友人宅に遊びにいくと不意に友人は言います。

「後ろと横に立ってるよ」

 

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