怖い話

【ゾッとする話】森の中で拾ったエロ本

31: 本当にあった怖い名無し 2006/10/06(金) 00:27:14 ID:9EAA4/jL0
俺の地元は田舎で車道から逸れるとすぐ森とか林って感じになってる。
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で田舎の方に住んでいたことのある人ならわかるだろうが
そういう場所にはよくエロ本が捨ててある。
厨房の頃のある夏の日、俺も学校が終わった後に友達と二人
自転車でそのブツを探しにいった。
そこは普段車の通りも少なく、ましてや森の中となると
誰もいない。
俺らは好都合と思いブツを探し始めた。
しばらく探し続けていても中々状態のいいのは見つからなかった。
探しに行った事のある人ならわかると思うが
そういう場所に捨ててある本ってのは湿ったりしてて
拾って帰るのをためらうような状態のものが多い。
そんな時友人が俺のことを呼び止めた。
「おい、誰かいるぞ」
その呼びかけにびっくりした俺は情けないことだが
「ひぃぃっ!」
と声を上げてしまった。エロ本探しなんかしてることが女子なんかに
ばれたらとても恥ずかしくてたまらない。
俺は焦って辺りを見回した。すると友人が俺の肩を叩いてある方向を
指差した。俺らがいる場所より更に奥のほうに確かに誰かがいた。
遠くてよくは見えないが背格好から判断するに俺らより大分年上の
男であるように思えた。雰囲気から察するに20代くらいに見えた。
俺らの方に来ないところをみると別に注意しに来た訳でも
なさそうだった。
「あいつもエロ本探しに来てんじゃねーの?」
と友人が軽口を叩いた。俺もそんなとこだろうと思い
再びブツ探しに戻る。
またしばらく探していると友人が
「さっきあいつがいた辺りに行ってみねー?
もしかしたらあいつが捨てにきたのかもしれないし」
というのでさっき男がいた辺りに俺らは歩いていった。
友人の予測どおりそこには数冊のエロ本が捨ててあり、
状態もよさそうだった。
「ラッキー、確かにお前の言ったとおりだったな」
そう言って俺らはその数冊を二人で山分けして家に帰ることにした。

 

 

32: 本当にあった怖い名無し 2006/10/06(金) 00:28:40 ID:9EAA4/jL0
俺らは自転車を停めていた車道の待避所?みたいなところまで
戻ってきてそこで友人と別れた。もう辺りは大分暗くなっていた。
その時にはもう帰ってエロ本を見ることばっかり考えていた。
自転車に乗ってふと今までいた森を見るとさっきの男がまだ
いるように見えた
「あいつ、まだ何やってるんだ?」
少し不思議に思ったが特に気にせずwktkしながら家に帰った。
家に帰って自分の部屋に戻ると、早速戦利品の確認を始めた。
あったのを適当に拾ってきて中身もよくチェックしてなかったので
あまり期待もしてなかったのだが中々使えるようだった。
そうやってその中の一冊のページをパラパラとめくっていると、
何か違和感があった。
メジャー?なタイプのエロ本はグラビアの部分と漫画の部分に
分かれている。
そのグラビアの部分が何かおかしかった。
不思議に思った俺はそこでページをめくるのを止めた。
そしてそれを見て俺は思わず声を上げてしまった。
そこに写っている女優の顔の目の部分に穴が開いていた。
しかも無数に。
恐らく針か何かとがった物で突き刺してあったのだろう。
そしてその次のページは張り付いていた。透けて見える女優の
体部分が何か赤い。
血のようである。
しかし気持ち悪かった俺はそれをはがす気にはならなかった。
その張り付いていた部分のページには何故か自分と同じ歳くらいの
女の子の写真が挟まっていた。カメラのほうを向いていないので
盗撮か何かかもしれないと俺は思った
そしてその写真にも目の部分には無数の穴が開いている。
さすがにその本を持っておく気にはならず、
次の日また捨てに行こうと思った。

 

33: 本当にあった怖い名無し 2006/10/06(金) 00:29:26 ID:9EAA4/jL0

そうしているうちに塾に行かなければならない時間になったので、
戦利品の確認をやめ塾に行くことにした。準備をして玄関から
出て行くと俺の家からすぐのとこにある電柱の影に男がいた。
近づかなかったのでよくはわからないがさっき森にいた男では
ないかなと思った。あの男が本を捨てたのだろうか。
怖かったのでさっさと自転車に乗って
俺は塾へと向かった。
10時頃に塾を終えて家にたどり着くと、電柱の影に男の姿は無かった。
俺は一旦家の庭に自転車を停めて、もう一度家の周囲を確認する
ことにした。
よく見回してみたが見える範囲に男の姿は無かった。
考えすぎかなと思い、家に戻ろうとすると不意に声をかけられた
「あの本良いでしょ?」
俺がビビッて振り返ると真後ろにその男が不気味な笑みを浮かべて
立っていた。
足音も聞こえなかったので油断していた。腰が抜けそうになったが
死に物狂いで家へとダッシュすると、急いで鍵をかけた。
その夜は恐ろしくて、クーラーも無くて暑かったが
家の窓を閉め切ってカーテンも閉めて布団にうずくまっていた。
そして次の日、友人に昨日のこと話したが、友人はそんなことは
なかったと言った。
しかし怖かった俺は友人について来て貰い
元あった場所に本を捨てた。(不法投棄スマン)
その日からその男を見ることは無かったが、あの日以来俺は
エロ本を拾いに行ったことはない。

長文、駄文スマソ

 

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