怖い話

【怖い話】ナビゲーター

949: 本当にあった怖い名無し 2006/10/04(水) 22:12:19 ID:xz3LxNFk0
長野県のある峠で夜な夜な暴走行為をやってた若者がいました。
20141218b

仮にAといい、同じ車好きのBとともに
いわゆる峠の走り屋をやっていたそうです。
二人とも熱狂的なラリー好きで、世界ラリー選手権
(よく砂利の峠道をセダン型の四駆車に乗った二人が、助手席
相方が地図をみながら進路の指示を出し、運転手はそれ従いつつ
ハイスピードで砂利道や木々に覆われた狭い峠道を駆け上がっていき、
たまに人が轢かれる衝撃映像とかありますよね)を見にいったり
するぐらいの熱の入れようでした。
ある日二人はとうとう見るだけでは飽き足らず、実際にラリーの
真似事をして見たくなり、警察の目もあるということで、今は新しい
舗装された峠道のおかげで廃道になった旧道のまさにラリーで
使われるようなふるい舗装されていない峠道を夜中に
訪れることにしました。

 

 

950: 本当にあった怖い名無し 2006/10/04(水) 22:15:13 ID:xz3LxNFk0
Aが自慢の愛車の運転席に座り、Bがナビゲーターとして
助手席に乗り込み、いざ廃止された旧道の峠に車を走らせました。
峠の中ごろに近づくにつれて道がよりいっそううねり始め、
雰囲気が徐々に出てくるとAは徐々にスピードを上げていきました。
この旧道はガードレールもほとんどなく街頭も数えるほどしかないため
非常に事故が多い峠として地元に名をはせていました。
こうなるとBのナビゲーターとしての指示が非常に重要になってきます。
右に左に鋭く切れ込むようなカーブがこれでもかと続く地帯に
突入してきました。
Bの「右、左、…右、…左」というある一定のリズムの掛け声を頭に
叩き込みつつ Aは同じく「右、左、右‥」と
まるで追っかけ漫才のようにBの指示に従いハンドルをせわしなく
切り込んでいきます。
B「左」A「左」、 B「右」A「右」、B「左」A「…左」  B「右」A「‥右」、 B「‥‥‥右‥」 A「‥‥…右」 B「…右!!」 A「……、……!?_」
‥Aは急ブレーキを踏みました。
A「‥‥左‥だろ‥?」    B「‥‥ちくしょう‥」
最後のは女性の声だったそうです。  完

 

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