怖い話

【怖い話】友人宅で見かけた人形にまるわる恐怖体験

105: 本当にあった怖い名無し  ID:

では、書き込みさせてもらいます。
もう何年か前の事になるんですが自身の体験談になります。

kyasudo

その時は仕事の都合で友人の家に一泊お邪魔する事になっていて夕方友人と会う事になっていました。
たしか17時ちょっと過ぎた頃だったと思います。

合流しすぐに友人宅には向かわず街に寄って早めの夕食をとってから街を軽く散策しながら、お互いの近況について話しつつ友人宅へ。

 

106: 本当にあった怖い名無し  ID:

たしか19時前位だったと思います。
日も暮れて暗くなった頃に友人宅へ到着。
乗り物は使わずに街からそのまま徒歩で。

友人宅は昔ながらの古風な家で立派な作りでした。
お邪魔するのは今回初めてで門を開けて敷地内へ通されました。
友人は祖父母と3人で暮らしており少し広すぎると話してました。

 

107: 本当にあった怖い名無し  ID:

玄関を開けると驚きのあまりビクッとなってしまいました。

一段高い足置き場に古いボロボロの人形が置いてあって絶句しました。
人形を入れるであろうガラスのケースも土台も無くその場にドンと。
髪は手入れされてないみたいでボサボサでした。
友人が自分を驚かそうとしてわざと設置してきたのでは?と思ってあえて無視して
中へ上がりました。

 

108: 本当にあった怖い名無し  ID:

つづき
今思い返してもあの時無視せずにその場で確認しておけばよかったと思ってます。
少し広めの客間に案内されて落ち着くと家の中が少し外より寒いと感じ友人に伝える
と温風ヒーターを用意してくれました。付けてはみたものの然程変わらず・・・。
天井には太い梁があり和風で昔の家なんだな~と改めて確認。
つづく

 

109: 本当にあった怖い名無し  ID:

その後友人の祖父母に簡単な挨拶を済ませてお風呂を頂きました。
その時に感じていたのが古風な家のせいかわからないんですが少し…家の中が暗い感じがしました。

家財道具なども昔のものであろう物ばかりでどれも年季が入っており昔の新聞等もありました。
自分が通された客間には恐らく本物であろう鎧と額縁に入れられた大判や小判、種類がわからないんですが銀色の小判のような物も数点飾ってありました。

 

110: 本当にあった怖い名無し  ID:

古い物ばかりでしたがしっかり手入れされており大事にされてるんだなと思いました。
ただその中に場違いなヒーターや大画面のモニターがあるのは違和感がありました。

その後暫く友人と談笑し、ふと時計を見ると21時を少し過ぎた頃でした。
友人宅の雰囲気に慣れてきた自分は思い切ってさっきの人形についてネタばらしを迫ってみました。

 

111: 本当にあった怖い名無し  ID:

軽いノリで友人に脅かすつもりだったんでしょう?とつっつくもきょとんとしており何の話?と返されて突っ込んだこっちが間の悪い空気に飲まれました。

自分はまたまた~と返しても友人が顔に??を浮かべた様子で家に人形の類は置いてないよと言われました。
自分としてはこれだけ古い物があるんだから人形位あるでしょ?と返すも友人はほんとに無いの一点張り。

 

112: 本当にあった怖い名無し  ID:

そんなやり取りを友人としていると友人の祖父が客間に顔を出し「わしら先に寝るからの」と伝えにきました。
自分は思い切って友人の祖父に確認をとってみました。

私:お爺さん、この家に人形ってありますか?
お爺さん:人形?玩具のか?
私:いえ、古い日本人形です。(この時に自分が見たままの人形について伺いました)
お爺さん:うちには日本人形どころかこけしも置いとらんからなぁ
私:そうですか
お爺さん:人形は婆さんが好かんから随分前に処分しとっとこんなやり取りをしました。

そんな問答を数分行ってお爺さんは就寝。

 

114: 本当にあった怖い名無し  ID:

友人はまだ納得しきれてない自分に家の中見てみれば納得する?と聞いてきました。
まだ22時になっておらず寝るまでにまだ余裕があったので迷惑じゃなければとお願いしました。

先にお爺さんとお婆さんの部屋へ、就寝前におやすみの挨拶という理由でお邪魔しました(友人曰く毎晩こんな感じだから気にしなくていいとの事)
この時に自分も友人にならって挨拶をし、その際部屋をさっと確認しました。

 

115: 本当にあった怖い名無し  ID:

自分が確認した限りではお爺さん達の部屋に綺麗な飾りや高そうな置物は確認出来ましたが人形はありませんでした。
続いて友人の部屋、物置部屋、使われていない和室(ここも客間だと言ってました)念の為台所やトイレ、確認できるであろう場所はすべてチェックしましたが人形はありませんでした。

 

116: 本当にあった怖い名無し  ID:

友人がこれで納得出来た?と聞いてきたので納得せざるをえなく、もやもやしつつ友人に納得したと答えました。

思い返せばあの人形は手入れされた感じはまったく無かったように思えます(記憶便りですが)ボロボロ具合いからしてこの家にある手入れされた物との差の様な違和感がありました。
もし人形があったならこの家の人達なら綺麗にしてるだろうと。

 

117: 本当にあった怖い名無し  ID:

何より人形をあんな玄関の足置き場にケースにも入れずに設置するだろうか?
でも家の中に人形は無く、思う事はどこか家以外の所に隠したのでは?あるとすれば後は外くらいしか思い浮かびませんでした。

ふと窓から見た庭先はすでに真っ暗闇で懐中電灯があっても探しに外に出るのは気が引けました。

 

118: 本当にあった怖い名無し  ID:

外を探す気にはなれずこのままもやもやしててもしょうがないのでもう寝ようと友人に言って客間に戻りました。

友人は自分も人形はあんまり好きじゃないからあったら困ると言ってました(怖いらしい)
でも日本刀とかのが余程怖いと思いました(使ってない方の客間に飾ってありました)

その後押入れから布団を出して敷き、友人も折角だから一緒に寝ると言って二人分の布団を敷きました。

 

119: 本当にあった怖い名無し  ID:

ヒーターを付けても広い部屋のせいか寒かったのでタイマーセットしつつ布団に潜りました。
友人におやすみーと言って電気を消し就寝。温かいふわふわの羽毛布団で気持よく寝れると思ってました。
その時は。

 

120: 本当にあった怖い名無し  ID:

夢を見ました。
普通夢って起きた時にあれ?なんか変わった夢を見たようなって感じで徐々に夢の輪郭すら思い出せなくなるんですが自分がその時見た夢は今でも思い出せます。

その時に見た夢は暗く長い和式の廊下の先からカタカタと進んでくるあの人形でした。
手にはお盆を両手で抱えていました。
お盆の上には何もなく自分の近くへ来ると大回りで向きを変えそのまま戻って行き、また反対側で同じように向きを変えてこちらへ向かってきます。

 

123: 本当にあった怖い名無し  ID:

その人形はずっとその廊下を行ったり来たりしてました。
自分は暗い廊下に突っ立ってずっとその行動を見てるだけで動くことができずにいました。

最初は気づかなかったんですが人形の様子が少しずつ変わってきたのでぎょっとしました。
口は閉じてたはずなんですが歯が見えてました。

 

125: 本当にあった怖い名無し  ID:

歯がみえて次はどうなるのか気になる反面どうにか逃げたいとも思う様になってでも金縛りみたいに動けない・・・
そんな事を考えている内に何度目かの周回を経てまた人形がこっちに来ました。
でも最初に見た人形からは随分と様変わりししてました。

 

126: 本当にあった怖い名無し  ID:

動きがぎこちなくなってきて最初のボロボロ具合に輪を掛けて姿は酷くなってました。
また回ってあっちに行くのかと思っていたんですがそのまま目の前で止まって動かなくなりました。
人形の顔が酷く歪んだ般若みたいな顔になっててとても怖かったです。
視界が赤くなって気づくと朝になってました。

 

128: 本当にあった怖い名無し  ID:

変な感じに目が覚めて気持ち悪かったのを覚えてます。
変に汗もかいてて凄くだるかったです。
意味がある夢だったのかもしれません。
でも何なのか今でもわからず不気味です。それ以降特に人形について変わった事は起きてません。

たまに友人と人形の話をしたりしましたがやはりわからないとの事でした。
結局なんだったのか今でもわからずじまいです。

長くなりましたが以上で書き込みを終わります。読んでくださった方
どうもありがとうございました。

 

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