奇妙な話

【奇妙な話】友達と山に登った時の実体験

816: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/11/14(金) 21:39:31.76

2年くらい前の話だけど怖いというより奇妙な体験。

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その前年の正月明けに友人が山で行方知れずになって 慰霊という名目ではなかったが夏に友達3人と道北の山に登った時の話

中腹の平原のように広がった場所でテントを張って 、仲間と楽しく飲み食いしてそれぞれのテントに戻る

20時で疲れはあるものの眠気はないのでシュラフを被って座りながらパック酒をチビリチビリしていて 、
なんだか感傷に浸ってきて、行方不明の友人と飲むつもりで前にもう一つパック酒を置いて 、
辛かったなあ、寂しかったろうなと独り言のように語った後、いい感じになって横になった 。
まだ眠くはないが、仰向けになって物思いにふけってた。

突然、テントより少し離れた場所からジャラって重そうな鎖を引きづる音がした。
ジャラジャラジャラと音がして少し止む、またジャラ、ジャラジャラとして、またピタッと止む 。
鎖を重そうに巻くような音。
現実的な音というよりはなにか妙にエコーがかかってるような不思議な響き。

その時ふと、友人は地獄に落ちてしまったんじゃないかと思った。

地獄で永遠と重い鎖を巻き取る作業をさせられてるようなイメージが頭に浮かんだ。
なんだか悲しくて仰向けのまま手を合わせて冥福を祈った。

で、翌日、友人に昨晩の音について確認すると 、暫くは同じように起きていたがそんな音は聞かなかったと言われた。
不思議な体験だった。

 

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