【後味の悪い話】聞こえなかった声

398: 本当にあった怖い名無し 2010/04/23 00:17:02 ID:hPRMHK6z0

 20140129c

怖い話かちょっと微妙だけど小4か5の頃あった話。

引用元: 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?240

10: 本当にあった怖い名無し 11:53:10 ID:2OFw7Ibf0

小学生のころにうちの家族はアパートに住んでいた。
で、そのアパートは壁が薄くて、隣の部屋の音が結構聞こえる。
隣のテレビの音も聞こえるし、たまーにギシアンしてる音も聞こえる事もあった。
また逆に友達と家で騒いでいると、隣の部屋に住んでる男が「うるさい!」と
怒鳴りこんでくる事も結構あった。

この隣の男、仮にA男としよう。
A男は今でいうDQN、昔で言うならチンピラっぽい男で、定職についていないのか昼間に
見かける事が多かった。
いつも不機嫌そうで、夜に隣から怒鳴り声や喧嘩してる音が聞こえることも多かった。

399: 本当にあった怖い名無し 2010/04/23 00:17:50 ID:hPRMHK6z0
俺はA男が嫌いだったし(何度か理不尽に怒鳴られたり、絡まれたりしてた。)、
うちの両親もA男が隣で騒ぐたびに嫌な顔をしていたのはよく覚えてる。
ただうちの父も割と血の気が多いほうで、イライラが募ると隣に文句言いに行く事があり、
その度に怒鳴り合いになるからご近所には迷惑かけてたと思う。
ちなみにA男が怒鳴ってる相手は同居していた女性だった。

その人をまぁA子さんとしよう。A子さんは当時の俺目線だと美人さんだった気がする。
A男とどういう関係だったのかは知らん。夫婦だったのかもしれないし、
恋人同士だったのかもしれない。
ただA子さんはA男から暴力を受けてたらしく、顔に青あざがあったり、
どっか怪我してることも多かった。
一度だけ、電話ボックスの中で座り込んでるA子さんを見たことがあったけど、
その時は何というか雰囲気的に疲れ切ってるというか、ボロボロになってる感じがして、
子供の自分には話しかけることが出来なかった。
ちなみに部屋の配置はA男の部屋が角部屋で、その隣がうちだったので主にA男の騒音の
被害にあってたのはうちだけだった。

400: 本当にあった怖い名無し 2010/04/23 00:18:50 ID:hPRMHK6z0
あとA子さんとうちの母はそこそこ交流があって、立ち話とかしていたんだが、大体内容は
「あんな男と別れた方がいい。」「警察に相談しよう。」と母が言って、A子さんが
「そんなことをすると何されるか分からない。」みたいな事を言って会話が堂々巡りしていた。

そして、あの日の夜がやってきた。
珍しく隣から怒鳴り声も、喧嘩する音も聞こえず、早めに仕事から帰った両親と夕食食って
一家団欒していたんだけど、突然外からドアをドン!と開ける音と、誰かが走りさる音が聞こえた。

何かあったのかとうちの親父が外に出ていき、暫くすると血相を変えて戻ってきて
「救急車呼べ!」と叫んだ。
救急車で運ばれたのはA子さんで、走り去っていったのはA男だった。

何故そんな事態になったのかは分からない。両親は警察から事情を聞いたみたいだったが、
俺には何も話してはくれなかった。
ただ、多分A男の暴力でA子さんが非常に危険な状態に陥ってしまった事は俺にも見当がついた。
幸いなことにA子さんは病院に搬送されて、一命を取り留めた。

401: 本当にあった怖い名無し 2010/04/23 00:19:35 ID:hPRMHK6z0
その後母と一緒にA子さんの見舞いに行く事になった。母はとてもA子さんを心配していた。
ところが、だ。A子さんは俺たちの姿を見るなり半狂乱になって暴れ出した。
暴れるってレベルじゃなかったかもしれん。点滴の支える棒みたいな奴は倒れたし、
お医者さんや看護婦さんたちが2、3人で必死に抑えつけていたから。
ただ俺が、多分母も一番ショックを受けたのは、A子さんのその様子ではなくて、
叫んでたセリフだった。

「助けてくれって言ったのに」「助けてくれって言ったのに」「助けてくれって言ったのに」

ひたすらそう叫び続けていた。
そして俺達は病室から看護婦さんに追い出された。

402: 本当にあった怖い名無し 2010/04/23 00:20:36 ID:hPRMHK6z0
そう、よくよく考えれば色々おかしいところはあったんだ。
なんであの日隣の音が全く聞こえなかったのか。普段なら絶対に何か聞こえるはずなのに。
現にA男がドアを開ける音は聞こえたんだから。喧嘩してるならうちには一発で分かるはずなんだ。
A子さんがそうやって助けを求めたなら、聞こえないわけが絶対ない。
なのにどうしてあの日の夜は何も聞こえなかったんだ?

その後暫くしてうちは引っ越しした。理由は簡単。隣に誰もいなくなって何も聞こえなくなった事が
耐えられなくなって、俺が突然泣き叫んだりするようになってしまったからだ。
多分、うちの親も精神的に限界だったのだとは思うけど。

403: 本当にあった怖い名無し 2010/04/23 00:22:34 ID:hPRMHK6z0
ちなみにちょっとした後日談がある。
大学に入学して夏休みに帰省した時、記憶を確認したくてそのアパートまで行ったことがある。
アパートは改築されて、当時の面影は全く無くなっていた。
でも大家さんはまだまだ現役だったので、幸運な事に話を聞くことが出来た。
A子さんは退院した後、すぐにアパートから出て行ったらしい。A男は警察に捕まったとの事だった。

ただ大家さんはその後にこう続けた。
「あの部屋の壁に血が付いちゃってさ。お巡りさんが言うにはひどい事にA男が
A子さんの頭掴んで壁に何度か叩きつけたらしいよ。壁紙変えるのが大変だったよ。」
怖くてどっち側の壁だったのかは聞けなかった。

正直、子供だった俺が記憶を改竄して何も聞こえなかったと思いこもうとしてるのかもしれない。
そうなるとうちの両親は助けを無視した最低の人間だという事になるのだろうけど。

ただ、俺の記憶が正確で、あの夜に起こった事が本当ならば、
どうしてA子さんにとって最悪のタイミングで何も聞こえなかったのか、なんだか人しれない
悪意を感じてしまうんだ。

読みにくくてスマン。これで終わり。

★当サイトの最新情報&過去記事がいつでも知ることが出来る、「2ちゃんねるこわーい話まとめ」のアンドロイド版アプリが遂に完成しました!↓↓

【怖い話】決して家の中に入れてくれない友人
【救いのない話】友人の心の中にある地獄
【恐怖体験談】変死した友人
【恐怖体験談】終電の車内で目撃したのは・・・
【恐怖体験談】深夜に尋常じゃない足音で階段を下りてくるヤツ
【怖い記憶】アサン様
【怖い話】祖母がイヤホンとか補聴器とかを付けるのを嫌がる理由
【オカルト】きじょさん
【恐怖体験談】ペンションが満室で貸別荘に泊まることになったが・・・
【恐怖体験談】あれ以来、二度と肝試しには行っていない
【恐怖体験談】手を振る人影の正体は・・・
【恐怖体験談】家族旅行でホテルに泊まったら・・・
【奇妙な話】木が生えている人が見える友人
【恐怖体験談】最終退室者にならないよう気をつけている俺
【オカルト】神職一家の次男から聞いた話

 



★おすすめ人気記事★



▼ランダム過去記事



当サイト人気メニュー
コメント欄
  1. ななし より:

    今もどこかでこのような理不尽な暴力を受けてる人がいるんだろうな。

  2. 寝不足な名無しさん より:

    なんだろうね。こういう瞬間もあるのかもしれない。

  3. より:

    両親も早めに帰ってきたってあるから事件があった日は留守になってたってことだろ。
    留守の時に彼女暴行→DQN外出→DQN帰ってきたら彼女ぐったりしてて怖くなり逃走って感じで簡単に説明がつく。

  4. 寝不足な名無しさん より:

    「俺」は小学生だから、まあ晩飯の時間よりは早くから家にいただろう(両親『も』とは書いてないよね)。両親が早めに、というのは、むしろ物音よりかなり早い時間から「俺」一家が複数在室していたことを強調しているのだと思ったけど。ただ実際の暴行が子供が学校に行っているような時間帯に行われたのなら説明はつくけど、その場合大人の在室を期待して助けを求めるA子の神経はちょっと謎だね。

  5. 寝不足な名無しさん より:

    その時普通に隣の尋常じゃない物音が聞こえて、両親が隣家に女性を助けに行っていたら
    逆上した男に刺されて、家族全員死んでいたかもしれない
    先祖の霊が、俺一家を守る為に聞こえなくしたのかも…

  6. 名無し より:

    その女の人は助けを呼んでいるつもりでも声にはきちんと出せていなかったのかもしれない

  7. 名無し より:

    投稿者のせいだ この無能

  8. 寝不足な名無しさん より:

    何熱くなってんのキモw

  9. 怖い話の名無しさん より:

    悪意じゃなくて善意で聞こえなかったのかもしれんぞ?
    彼女には悪いがもしかしたらみんな殺されてたかもしれんしな

  10. 怖い話の名無しさん より:

    自分でデモデモで留まってたくせにおかしな女だな
    この家族はそれ以前に助けようとしてたのにそれを振り払ったんだろ?
    そんなバカだから半殺しの目になるまでわからねーんだよ逆恨みとかアホ

  11. 怖い話の名無しさん より:

    助けたじゃん…?救急車呼んだのは投稿者一家でそ。

コメントはお気軽にどうぞ

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。