奇妙な話

【奇妙な話】キャバクラでバイトしてる子のはなし・・・

201: 本当にあった怖い名無し 2017/06/10(土) 08:35:42.71 ID:
友人のK子は、夜にキャバクラでバイトしてる。
酔っ払い相手のバイトなので当然嫌な客も居るらしく、帰りの最終電車で、思い出しながらムカムカしていたそうだ。

 

 

 

202: 本当にあった怖い名無し 2017/06/10(土) 11:30:18.31 ID:

雨が降っていて電車はジメジメしてるし、片手には買い物の紙袋、片手には傘で、電車が揺れるともうどうしようもなく、思わず「ああ?最低!」と吐き捨てた。

 

 

203: 本当にあった怖い名無し 2017/06/10(土) 11:30:32.21 ID:

すると目の前に立っていた男が「スイマセン・・」と呟いた。
見るとこれぞアキバ系の典型みたいな冴えない男だった。
そいつは痴漢に間違われたとでも思ったのかオロオロとしている。

 

204: 本当にあった怖い名無し 2017/06/10(土) 11:38:53.28 ID:

逆恨みというか何というかその態度がK子に火を付けてしまったらしく「ふざけんな、この野郎!」と怒鳴ってしまったというのだ。

『はは、ひどいなァお前。そいつどうした?』と俺が聞くと、周りの客が(なんだ、痴漢か?)ざわついたので、さすがにチョッと冷静になったK子は、まずいなとは思いつつ、しかし今さら謝る事も出来なくなって下を見て黙っていたそうだ。

 

205: 本当にあった怖い名無し 2017/06/10(土) 11:54:10.01 ID:

「恥ずかしいやら、腹立たしいやらでアパートへ帰ったんだけど」とK子は言った。

興奮気味で中々寝付けずに翌朝寝坊したK子は、慌てて部屋を飛び出したらしい。

K子:「で、ドアを開けたらね。ドアの前に男が立っていたの」

例のアキバ系の男がジッとこっちを見て言ったそうだ。

「ごめんね」

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